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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

貨物輸送を軸に多角経営 適材適所で働きやすく
合同会社なにわワークス 代表執行役員 中野豊

 
プロフィール 埼玉県出身。社会人第一歩目を建設業界からスタートさせ、土木工事や解体作業に従事した。その後、成長期にあった運送業界に転職し、2015年に独立。軽貨物輸送を中心に着実に業績を伸ばし、2020年2月に(同)なにわワークスとして法人化を果たした。従業員が個々の適性に合わせて働けるよう、輸送業だけでなく引っ越し業や飲食業など幅広く事業を展開している。
 
 
 
大阪府堺市を拠点に、関西一円を対象に商業貨物輸送を手がける合同会社なにわワークス。男性の仕事という印象が根強い運送業界のイメージを変えようと、女性ドライバーの積極採用に乗り出している。さらに従業員が自分に合った業務に就けるよう、他の事業も多数展開中だ。革新的な取り組みを行う同社の中野豊代表執行役員に、そのユニークな経営術や人材雇用に対する考えについて、たっぷりとお話をうかがった。
 
 
 

関西一円を対象に商業貨物を配送

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪府堺市に拠点を置く、合同会社なにわワークスの中野代表にお話をうかがいます。御社は貨物輸送事業をメインに手がけているそうですね。
 
中野 はい。貨物輸送をはじめ単身引っ越しや不用品回収業、また、飲食業も経営管理しておりますよ。
 
畑山 多様に事業を行っているんですね。それでは、中野代表のこれまでの歩みをお聞かせください。
 
中野 私は当初、建設業界に勤めていたものの、運送業界が成長してきていたのを機に転職し、今から6年前の2015年に独立しました。しばらく一人で軽貨物輸送を軸に個人事業を営んだ後、昨年2020年の2月に法人化したんです。運送業界歴は、およそ15年になりますね。現在は関西一円を対象に事業を展開しています。
 
畑山 なるほど、運送業界はもう長いんですね。主軸の貨物輸送ではどんな物を運送しているのですか?
 
中野 主に輸送しているものは企業や店舗にお届けする商業貨物です。なのでその企業や店舗の製品や商品をはじめ、販促物などを運送することが多いですよ。ドラッグストアに並ぶ日用雑貨やゲームセンターの景品なども取り扱いがあります。
 
畑山 ということは個人宅を対象にした宅配ではなく、BtoBの運送業ということなんですね。