B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

異色の経歴を生かし起業 顧客第一の家づくり
株式会社いけがみ 代表取締役 池上和縁

 
プロフィール (いけがみかずよ)宮城県出身。大手地方銀行に勤めるも、やりがいを求めて退職。建築業界に未経験で飛び込んだ。数少ない女性現場監督として経験を積み、営業職を経て、2019年に独立する。元銀行員で現場監督という珍しいキャリアを存分に生かした、満足度の高い家づくりが持ち味。息子と娘を持つ母親でもあることから、主婦目線での提案ができるのも強み。多くのユーザーから支持を得ている。【ホームページ
 
 
 
家を建てる時、ハウスメーカー選びは重要な要素と言えるだろう。株式会社いけがみの池上和縁代表取締役は、未経験から建設現場の監督として経験を積んだ努力家だ。信条は「お客様が喜ぶ家づくり」。女性ならではの視点で、家事や子どもの成長に合わせた生活動線を考え抜いた細やかな提案が可能だ。元銀行員というキャリアを生かし、資金面での助言も親身に行う。「家づくりはゴールではなくスタート」と語る池上社長。その真意に迫る。
 
 
 

異色の経歴! キャリアを捨てて転身

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 仙台市で住宅建築やリフォーム工事を手がける株式会社いけがみさん。家のことは大好きなので今日は楽しみにしてきました。施工例で拝見したガレージハウス、ガレージと住居が一体化したデザインが印象的で、かっこいいですね! 昔から車も大好きなので、こういう家には憧れますよ。
 
池上 ありがとうございます。斬新なデザインから一般的で身近なデザインまで、お客様のご希望に合わせた家づくりを展開しています。
 
駒田 あらゆる声に対応できるのは、スキルと経験があるからこそだと思います。そもそも池上社長はなぜこの道に入られたのでしょうか? これまでの歩みをお聞かせください。
 
池上 実は私は元銀行員なんですよ。七十七銀行に新卒入社して、窓口業務を担当していました。安定はしていたものの、次第に「もっと直接的に銀行に利益貢献できる仕事がしたい」と思うようになったんです。でも、当時の組織内では窓口業務からのキャリアチェンジは難しかったので、思いきって退職を決めました。その後、たまたま現場監督を募集している建設会社の求人を見かけて、ピンときたんです。「まったく違う世界で新しい仕事をするのもいいかも」と思い立ち、転職したのがこの業界に入ったきっかけです。