石黒　なるほど。そうなると物件を所有するオーナーさんも求められるニーズの多様化に応じて、新しい知識や情報も得ていかなければなりませんね。
 
柳　はい。それをサポートするのも私たちの役目だと考えています。私たちにとっては、借り手である一般のお客様と、貸し手であるオーナー様も、どちらも大切な“お客様”ですので、その双方がある程度以上、お互いにご納得できる結果を目指すことが大事ですね。
 
石黒　確かに、私たちは一般消費者の目線で見てしまいがちです。でも、不動産会社さんから見ればオーナーさんも大事なお客さんですもんね。まさに両方のお客さんをつなぐ架け橋的な存在なんだと、あらためて感じました。
 
柳　物件を借りたいお客様の事情も異なれば、貸す側であるオーナー様の意向もある。それぞれのご要望も違いますから、私はそれをわかったつもりにならないよう気を付けているんです。例えば、経験上「このような時はこう対応すれば良い」という場面もあります。しかし、自分の経験から導く対応の仕方が正しいと思い込んで、決めつけてかかってしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがある。ですから、お客様お一人おひとりのご要望に耳を傾け、新しい気持ちで対応するようにしています。
 
石黒　すごく勉強熱心ですね！　どんな場面でも常に学ぶ姿勢を大切になさっているのは素晴らしいですよ。