遺品整理士として心のこもった整理を行う
湯浅 確かに実際の現場でも、必ずしもハッピーばかりではない仕事だと私も思います。
宮地 具体的な事業内容をうかがってもいいですか?
湯浅 貴重品や思い出の品を一つひとつ丁寧に取り扱い、ご家族の確認のもと分別したうえで、プロの作業員が不用品の処分とお部屋の清掃を行います。
宮地 プロということは、資格があるのでしょうか?
湯浅 遺品整理士という民間資格があり、私も取得しています。廃棄物の扱いについて法的な理解を持つとともに、気持ちのこもった遺品整理を行うための資格ですね。例えば、不用品となった遺品をどんな手段で処分するかなどを考えるんです。ちなみに私たちはお寺で供養をしていただいてから処分するようにしています。
宮地 不用品に対してそこまでしてくださるんですね。それだけでも遺族や故人の心を大事にしているのが伝わってきます!