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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

紙を卸して60年の老舗 伝統を守り進化し続ける
株式会社大幸洋紙店 代表取締役 渡邊裕

 
プロフィール 東京都出身。大学卒業後、父親が創業した(株)大幸洋紙店に入社。取引先回りや配達からスタートし、会社の業務全般を身につける。2001年、代表取締役に就任し、現在は息子の睦氏を含む7名の従業員体制で会社を運営。本来の事業であった洋紙卸販売に加え、近年はノベルティグッズの企画・製作なども行い、事業の幅を拡大している。【ホームページ
 
 
 
ビジネスから家庭生活、趣味関連まで、あらゆる分野でデジタル化の流れが進み、紙の需要は減っている。しかし、紙を扱う業者の数はいまだ多い。需要は減るが、競合は多いという時代の中で、各企業はどのようにして自社の立ち位置を確立するのだろうか。日本の中心、東京に拠点を構える老舗企業、株式会社大幸洋紙店の渡邊裕代表取締役と、息子であり専務取締役を務める睦氏に話をうかがった。
 
 
 

半世紀を超えて支持される、紙業界の老舗

 
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インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 本日は、株式会社大幸洋紙店の渡邊社長と、ご子息である睦(あつし)専務のお二人にお話をうかがいます。大幸洋紙店さんは、60年以上もの歴史を有する老舗の会社だそうですね。
 
渡邊(裕) 私が生まれた1958年に、先代である父が会社を立ち上げました。私自身は、他社で社会人経験を積んでから家業を手伝おうと思っていたんですが、当時は人手が足りなかったこともあり、大学卒業後すぐに入社しました。働きながら事業継承も見据えて洋紙や印刷業界に関する勉強を続け、2001年に代表に就任しました。現在は、息子そして従業員一丸となって弊社を運営しています。
 
駒田 大幸洋紙店さんの事業は3代にわたって脈々と営まれているわけですね。渡邊社長としても、息子さんが片腕となってくれて心強いでしょう。
 
渡邊(裕) そうですね。実は私も息子も野球好きで、駒田さんとお会いできることを楽しみにしていたんです(笑)。
 
渡邊(睦) 小学校3年から野球を始め、高校在学中は指導者とメンバーに恵まれ、甲子園に行くことができました。今日は駒田さんとお話ができて、本当に嬉しいです!
 
駒田 私こそ光栄です。野球ファン同士、いちだんと話が弾みそうな気がしてきましたよ!