インタビュアー 八木裕（野球解説者）
馬野 はい。私はもともと、電子回路の設計図を描く仕事をしていました。しかし、残業で体を酷使し、結局、首のヘルニアで寝返りも打てなくなってしまったんです。病院では手術が必要と言われてしまいまして。そこで、自分でなんとかできないかと思って整体を学び、病院で働きながら作業療法士の資格も取得してリハビリを担当してきました。その後、ハンマー調整の施術を考案した先生と出会ったことで、ヘルニアもほぼ寛解に至ったんですよ。この体験をきっかけに修業を積み、当院を開業しました。
八木 ご自身の不調を改善するために、整体の道に進まれたのですね。ハンマー調整がどんな施術か、ぜひ詳しくお聞きしたいです。
馬野 ハンマー調整は、体の調整が必要な部位に当て木を添え、その上からゴムハンマーで軽く叩きながら整えていく施術です。こうして微細な変形をしてしまった骨を調整することで、全身の痛みや不調の改善に導くんです。もちろん、施術による痛みはほとんどありませんのでご安心ください。むしろ軽い刺激が心地いいくらいですよ。
八木 見た目に反して、優しい施術なんですね。こちらでは、ほかにどんなメニューがあるのかも気になります。
八木 なるほど。こちらにある、大きな姿見も施術に使うのでしょうか？
馬野 そうですね。当院では問診後、まずはこの姿見の前に立っていただいて、全身を映しながら体のねじれ具合や動き方のクセなどを確認するんです。そうやって、ご自身にも体の癖を自覚していただきます。施術中も、途中で立ち上がっていただいて何度も姿見の前でチェックしますよ。体のゆがみがなくなる様子を実際に見ていただきながら、丁寧な会話で皆さんの心を開くよう心がけているんです。施術後は、ご家庭でできるセルフケアもわかりやすく指導しています。
