坂下 物流会社で管理職を務めた後、介護サービスの会社で総務、人事、経理などを担当して一人で何役もこなす経験をしました。それで、一とおり介護事業のノウハウを身につけたこともあり、有料老人ホームの運営を手がける会社を起業しようと考えました。しかし、資金繰りのことを考えると、新規参入するのは現実的ではないと思いまして。
内山 僕もジム運営をしているから、起業がそんなに簡単なことではないのは、よくわかりますよ。
坂下 その後、居酒屋の経営なども考えましたが、もっとも現実的に運営できそうだと思った、清掃業からスタートしたんです。ただ、一つの事業に頼るのではなく、複数の事業を手がけてリスクヘッジをしたいと思いましてね。それで、健康食品のネットショッピング、水素吸入器の販売など事業の幅を広げてきました。そして、一番最近スタートしたのが、パソコンスクールなんです。
内山 本当に手広く事業をなさっているんですね。パソコンスクールを開こうと思ったのは、なぜだったんでしょう。
坂下 学生時代からパソコンは扱っていましたし、飲食店の名刺やポイントカードをつくったり、チラシをつくったりということもしていたので、もともとノウハウがあるから、事業としてやってみようかなと思ったんですよ。