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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

法人による身元保証で 高齢者や障がい者を支援
一般社団法人献身会 代表理事 山下博正

 
プロフィール 大阪府出身。大学卒業後は金融機関に就職。仕事をする中でさまざまな企業の経営者と出会ったことがきっかけで独立。営業代行会社を立ち上げる。多忙な会社経営の中で取得した行政書士の資格を活かして、高齢者などの法務相談に携わった。その中で、成年後見制度では対応できない問題があると感じ、(一社)献身会を設立。身元保証を必要とする高齢者や障がい者を支援している。【ホームページ
 
 
 
高齢者を支援する制度として成年後見制度がある。しかし、身元保証を引き受けてくれる人がいないと、病院への入院や高齢者施設に入居することは難しい。後見人の主な役割は財産管理であり、入院時などの身元保証人となることではないためだ。こうした問題を解決するため、一般社団法人献身会は法人による身元保証を行っている。行政書士の資格を所有する山下博正代表に、身元保証支援事業についてお聞きした。
 
 
 

金融機関で働きながら独立に備える

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 高齢者や障がい者の施設入居・医療機関入院・高齢者住宅等の入居の際の身元保証支援事業をされている、一般社団法人献身会さん。山下代表はもともと独立を目指していたんですか?
 
山下 はい。大学のときはスポーツに打ち込んでいて、いざ就職を決める時期になったときに、独立して働きたいと思ったんです。とは言っても、自分には何ができるかがわからなかった。それで、何をするにしても将来的に独立するなら、数字に関することを勉強しておくのは無駄にならないと思い、金融機関に就職しました。
 
八木 独立も見据えた就職だったと。何年くらい金融機関に勤められたんですか。
 
山下 4年間ですね。当時は3年でやめようと思っていたんです。でも、日々仕事をしながらさまざまな企業の経営者の方々にお会いして、お話を聞いて勉強させていただいているうちに4年が過ぎていました。
 
八木 金融機関で働きながら経営に関わる数字について学び、経営者の方々からも独立につながるようなアドバイスをもらった後に満を持して独立したわけだ。