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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 物流フォワーダー業務を手がけるSRK(エスアールケー)株式会社さん。李琦(リ キ)社長は中国出身だそうですね。フォワーダー業務というのはどういったお仕事なのでしょうか?
 
李琦 輸出入の際に必要な税関の申告手続きや、陸海空の運送、そして保税倉庫の管理を代行する仕事です。
 
宮地 私はよくネットショップで海外から商品を取り寄せています。もしかすると、知らない間にSRKさんのお世話になっていたかもしれないんだ!
 
李琦 そうですね(笑)。個人規模の越境ECショップから大手企業まで、幅広くサービスを提供させていただいていますから。特に私は中国出身の強みを活かし、中国の各港にパートナー企業があります。中国国内の流通にもパイプがあるため、個人宅までの配送も手配できるんですよ。
 
宮地 中国では日本製品が人気と聞きます。SRKさんに依頼を出す企業やショップは多いのではないですか?
 
李琦 そのとおりで、中国国内で日本製品のオンラインショップを出店する企業が増えていますね。弊社も世界的な小売会社や国内大手の雑貨販売会社、医薬品会社ともお取り引きさせていただいているんですよ。
 
宮地 大手企業からも頼りにされている理由を、李社長はどのようにお考えですか?
 
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事務所にはさまざまなライセンスが立ち並ぶ
李琦 やはり、輸出入に関わる法的な手続きを一手に担えるところだと考えています。税関の手続きはとても複雑で、ほんのわずかな不備も許されません。だから、経験のない人が手続きしようとすると、かなり時間がかかってしまいます。その点、弊社は経験豊富ないわば専門家が多く、スムーズな手続きが可能なんです。2019年3月には東京税関で通関免許も取得したので、今後はさらにお役立ちできる幅が広がりますよ。
 
宮地 企業としても、やっかいな税関の手続きをSRKさんに任せることで時間にゆとりができ、本来の仕事に集中できますね。
 
李琦 ええ。人的、時間的なコストを削減できるのは大きなメリットだと思います。