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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

マナーと教養を培い 生涯楽しむ社交ダンス
東條ボールルームダンススクール 代表 東條道男

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 東條ボールルームダンススクールさんは、社交ダンススクールなのですね。屋号の「ボールルームダンス」とは、どういう意味なんですか?
 
東條 「社交ダンス」の正式名称が、実は「ボールルームダンス」と言うんですよ。
 
宮地 知らなかった! 東條代表は、この業界は長いのですか?
 
東條 20代の頃から社交ダンスに関わっているので、もう40年近くなりますね。若い頃は映画監督を目指し、その素養になればと思って劇団に所属するなど、さまざまなことをしていました。そんな中で、通っていた空手道場の先輩に誘われて軽い気持ちで社交ダンスを始めたんです。
 
宮地 それから今日まで続けられるなんて、よっぽど性に合っていたのですね。
 
東條 ほかの方より遅く始めた分、3~4倍は練習しました。その甲斐あって、ダンサーとして世界で初めての企業に所属するプロとなったんです。スポンサーはダンス用品やバレエ用品を扱うチャコットという会社でした。
 
宮地 チャコット! 私がジャズダンスを習っていたときに、初めて買ったダンスシューズがチャコット製でした。そんな有名企業がスポンサーだったとはすごいですね。社交ダンスって格式が高そうだし、技術も難しそうで、失礼ながら、なんとなく近づきがたく感じてしまって。
 
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東條 そんなことはありませんよ。テレビでは、競技ダンスばかりが取り上げられていますが、私たちが楽しんでいるのはカルチャーとしてのダンス。カルチャーだから、決まった答えなんてなく、いろいろな意味、いろいろな可能性を求められるんです。
 
宮地 もっと気軽に楽しんでよいと?
 
東條 はい。ただ、社交ダンスは相手がいて成り立つもの。相手がいるということは、マナーが必要になります。マナーを身につけるためには知識が必要で、知識を身につけるということは思考するということです。また、ダンスには衣裳やメイクが必要で、常にきれいでいることを意識するようになります。こうした生活を続けていると、高齢になっても夢を持って生き続けられるんですよ。
 
宮地 マナーがあってこそ楽しめるカルチャーだと。人間関係が希薄な時代だからこそ、社交ダンスがもっと広まるといいですよね。社交ダンスに対するイメージが変わりました。
 
東條 プロには引退時期がありますが、アマチュアは生涯楽しめます。レッスンでダンスの技術を学ぶことはもちろん、健康になり、精神的にも豊かになってもらいたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
踊れること自体が楽しいですし、生徒さんが踊れるようになっていき、姿勢が伸びたり、ダンスがきっかけで生活に良い変化が生まれたりすると、嬉しいですね。
(東條道男)
 

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東條ボールルームダンススクール

〒359-0006 埼玉県所沢市所沢新町2532-6

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http://tojobds.p-kit.com