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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

感謝の気持ちを伝えあい 高齢者施設に食事を提供
プライムキッチン合同会社 代表社員 畑山季広

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 群馬県伊勢崎市にあるプライムキッチン合同会社の畑山季広(はたけやま としひろ)代表にお話をうかがいます。まずは事業内容をお聞かせください。
 
畑山 弊社は高齢者施設や福祉施設などの給食委託事業を手がけています。栄養士や調理師などの人材管理はもちろん、献立の作成、食材の調達、そして調理といった工程を、すべて自社で一括して管理しているんです。さらには、施設で開催される夏祭りやクリスマスなどのイベントもプロデュースし、企画から設営まで全面的に行っているんですよ。また、各施設の厨房設備や食に関するコンサルティングなどもお引き受けしています。
 
杉田 食事の用意だけでなく、イベントのプロデュースなど幅広い業務に対応しているんですね。施設の入居者さんたちにはもちろん、職員さんたちにも喜ばれそうです。
 
畑山 ありがとうございます。弊社では食材にもこだわっていて、特に野菜は私が自ら農家さんに足を運び、厳選した新鮮なものだけを調達しています。また、どうすれば施設に入居している高齢者の方々に「質の良い食事を楽しんでいただけるか」を考え、たとえレタス1枚でも、残さずしっかり食べていただけるような工夫を凝らして調理しています。入居者のみなさんから「おいしい」の一言をいただけると、何よりも嬉しいですね。
 
杉田 畑山代表の食に対する真摯な思いと、ご高齢者への気配りがうかがえますね。事務所の壁にかかっている「損して謝を取れ」というのは、プライムキッチンさんの社訓なんですか?
 
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畑山 そうなんです。「損して得取れ」ということわざがあります。しかし、私は“得”ではなく“感謝の気持ち”を取るべきだと思うんですよ。弊社の事業は、施設をお借りして給食をつくることです。だからこそ、お互いに「ありがとう」、「ごちそうさま」と声をかけあい、感謝の気持ちを伝えあうことを大事にしているんですよ。
 
杉田 とても素敵なコンセプトです! ぜひ、今後の目標をお聞かせください。
 
畑山 給食業界は人手不足で、特に若い人からなかなか注目してもらえません。そこで先ほども申し上げたとおり、弊社は施設内のイベントのプロデュースにも取り組み、業界のイメージを変えて給食業の楽しさを若い世代にも伝えようと発信しています。今後もその取り組みを続けながら、丁寧な仕事を心がけたいと思います。そして、お客様に寄り添い、急がずゆっくり共に成長していきたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の仕事で感謝をいただいたときは、本当に嬉しいですね。また、喜怒哀楽をスタッフ全員で共有し、全員が同じ気持ちで仕事ができれば、それが楽しみにつながると思います。
(畑山季広)
 

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プライムキッチン合同会社

〒379-2213 群馬県伊勢崎市五目牛町315-4

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http://primekitchen.co.jp