
インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
安達 ほとんど好奇心だけで動いてきた結果です。気が付けば、ずいぶんやったなぁと思います(笑)。
城 そもそも、こうした事業を始められた動機は?
安達 私はもともと音大出身のピアニストで、クラシックを中心に、音楽全般が大好きなんです。社会に出て最初は、ピアノ講師をしていました。しかし早くに結婚して子育てに専念することになり、10年ほど音楽活動から距離を置いていたんですね。それはそれで充実した楽しい時間だったものの、ふと周囲を見回すと、友人知人の演奏家たちがみな一様に困っていることを知りました。ピアノ教室の生徒が減ってきたとか、コンサートに人が集まらないとか。
城 仕事として音楽を続けるのが難しい時代になっていたということでしょうか?

城 被災地で音楽によるボランティア活動を精力的に展開されたとも聞きました。福島で復興イベントも開かれたとか。
安達 被災者の仮設住宅に歌手を連れて行ったことや、みなさんと一緒にカラオケで歌ったこともあります。つらい現実がある時だからこそ、きれいな音楽をもっと聴けるようにしたいと考えたんです。
城 音楽会の会場に大きな絵画を展示したり、医師や薬剤師と交流しながら生演奏にも触れられる「医療カフェ」を催したりと、安達代表は異分野とのコラボレーションにも積極的なようですね。