菊地 テレビで拝見しました。大変だったでしょうね。相続に関する法律は複雑ですから、遺産の評価やお子さんの人数によっても、手続きの内容は変わります。よく「生前贈与がいい」とか「信託がいい」などと言われますが、家族構成やおかれた状況により答えの出し方は異なるんですよ。
杉田 そうした中で菊地代表は、行政書士として的確なアドバイスをしてくださるのでしょうね。
菊地 はい。クライアントさんが「こうしたい」とおっしゃっても、本当にそれが求めているゴールに辿り着くものかどうかはわかりません。そこを私の知識と経験で判断し、後悔しない相続のサポートをすることが私の仕事です。
杉田 確かに私も母を亡くしたとき、プロの支援が必要だと強く感じました。自分の考えだけで相続の手続きをすると、結果的に損をしたり家族や親戚と揉めたりすることもありますよね。いつでも気軽に相談できる行政書士さんを見つけておくことは、とても大事なことだと実感しました。最近は、見た目は元気なのに物事の判断ができなくなる認知症の問題も大きいですね。
菊地 おっしゃるとおりです。誰もが年を取れば認知症になってしまう可能性がありますからね。仮に認知症になってしまうと、後見人を立てるなど複雑な法的手続きをしないと相続もできなくなってしまう恐れがあるので、残されたご家族はさらに不安が募るんですよ。それに、近年は「デジタル遺品」という悩みも急増しています。
杉田 パソコンに保存されたデータを開くパスワードがわからないので、認知症になった方や亡くなった方の残した情報を確認できなくなる問題ですね。
菊地 そうです。こうした事態を避けるには、パソコンやスマートフォンなどの暗証番号やパスワードをエンディングノートに書いておき、そのことを家族だけには知らせておくなど、事前に準備を進めておくことが大切です。
杉田 パソコンに保存されたデータを開くパスワードがわからないので、認知症になった方や亡くなった方の残した情報を確認できなくなる問題ですね。
菊地 そうです。こうした事態を避けるには、パソコンやスマートフォンなどの暗証番号やパスワードをエンディングノートに書いておき、そのことを家族だけには知らせておくなど、事前に準備を進めておくことが大切です。