髙橋 そのとおりです。車なら主にシートやダッシュボード、ステアリングなどについた擦り傷や破れ、穴の補修をしています。さらに、フッ素系ポリマーを使ったコーティングなども施工していまして。住宅もフローリングだけでなく柱、ソファー、テーブルなど、さまざまなものの傷やへこみを修理し、抗菌加工や防カビ加工なども行っているんですよ。
名高 修理するだけでなく、傷がつきにくくなるよう予防もしてくれるわけですね。リペアを依頼するお客さんは、どのような方が多いのでしょうか。
髙橋 割合としては中古車販売店やディーラーさんからのご依頼が多いですね。もちろん、車や住宅をお持ちのエンドユーザーさんから、直接ご連絡をいただくこともありますよ。
名高 なるほど。傷をしっかり直して中古車を売りたいときに、販売店から髙橋代表へ「修理してほしい」と連絡が来るわけですね。それにしても、リペアの技術を身に付けるのは大変だったでしょう。
髙橋 そうですね。リペアの際は、傷を埋めた後に塗装を行います。限られた着色顔料を調合し素材にあった色をつくり出す必要があるんですよ。これはテクニックが必要で、とにかく大変な作業でして。もちろん、リペアにも基本となる技術はあります。しかし、傷の状態はすべて同じではないため、どうしようかと悩み、基本を応用しながら修理する必要があるんです。私は、そういった作業にとても魅力を感じているんですよ。
名高 高い壁であるほど、「乗り越えてやるぞ」という意欲が湧いてくるでしょうね。また、リペアのお仕事は技術だけあればできるわけではありません。お客様に認知してもらうことも大事でしょう。
名高 高い壁であるほど、「乗り越えてやるぞ」という意欲が湧いてくるでしょうね。また、リペアのお仕事は技術だけあればできるわけではありません。お客様に認知してもらうことも大事でしょう。