通信会社などのデータセンターで使われる、IT機器の技術セミナーを手がけるデマンドジェネレーション株式会社。代表取締役の田中等氏は、日本アイ・ビー・エムや日本オラクルなどの大手企業で技術教育や販売促進に従事。需要を創造する新たな手法のセミナーを広めるため、同社を設立した。表彰旅行やイベントなども企画する田中社長の活動。それは“わくわくする気持ち”を大切にすることがエネルギーだった。
世界的な大手IT企業で長きにわたり活躍
田中 はい、私は大学を卒業後、システムエンジニアとして日本アイ・ビー・エムに入社。当時は徹夜徹夜の連続で、とても泥臭い仕事をしてきました(笑)。やがてエンジニアの教育係になり、1996年から日本オラクルに勤務。オラクル製品を扱うための資格認定制度に関わるなど、エンジニアのレベルを引き上げて、販売店さんの売り上げアップに貢献する業務に従事してきたんです。
杉田 すごい、世界的な大手IT企業で、一貫して教育や販売促進に携わってこられたんですね! その後、独立を?
田中 2012年からは、データセンター関連技術のトレーニングを提供する米国企業・Firefly Education(ファイアフライエデュケーション)社の日本支社長を務めました。このとき、それまでとは全く異なる教育システムに触れて、目が覚める思いがしたんです。