プロフィール 大阪府出身。日本料理店や鮮魚店、焼き鳥店など飲食業界で働き、接客の経験を積む。さらに、運送業や倉庫業で過酷な労働を体験。20代半ばで独立不羈の心が芽生え、防災事業に転進する。経験を積んで、中田防災を立ち上げた。豊かな仕事経験と10年以上にわたり培ってきた防災業の実績をもとに、集合住宅や大型施設などの消防設備の点検や工事、消防訓練なども手がけている。【ホームページ】
消防設備のトータルサポートを手がける中田防災は、集合住宅や大型施設でメンテナンスなども担当するほど、実績豊富な企業だ。同社がスタッフ間で共有する理念の1つが、地域住民との良好なコミュニケーション。集合住宅の仕事では「無闇にドアをノックしない」「見えない所の作業もごまかさない」などの決まりを設けている。中田大助代表が説くルールは接客の心構えであり、その仕事観を育んだのは、異業種経験の賜物だった。
マンションや大型施設の消防設備をサポート
中田 はい。消火器や消火栓、火災報知器やスプリンクラーの保守・点検作業の他、消防設備の工事や消防設備機器の販売、消防訓練のセミナーも手がけています。そもそも一戸建て以外の住宅は、消防法によって消防設備の点検が義務付けられているんですよ。点検を受けないと火災保険を利用できないなど、年々、法律は厳しくなっています。
タージン そうだったんですか。どうりで最近のマンションでは、よく消防機器を見かけるわけだ。社会的に防災意識が高まっているんですね。何でも御社では、アミューズメントパークの消火設備も点検されているとか?
中田 ええ。アミューズメントパークの消火設備は、ストアからアトラクションまで全て、夜間に弊社が点検作業を担当させていただいています。今年、2016年でその仕事を続けて10年近くになりますね。
タージン それはすごい! たくさんのお客さんが訪れるアミューズメントパークを任されているなんて、御社のお仕事がどれだけ信頼されているかが、よくわかりますよ。