東北地方での営業で汗を流してきた

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
中村 弊社は、近畿一円で完全成功報酬型の経営コンサルティングや経営再建サポートを事業にしています。お客様は一般企業やクリニックなどさまざまです。また、運送業界の物流支援やオンラインサロン開設のアドバイスも手がけているんですよ。
畑山 どれも知識や経験が大切で、人間力が試されるお仕事という印象です。興味が湧いてきましたよ。中村社長は、どのようなご経験を経て独立されたのでしょう。
中村 私は東京・渋谷の出身です。大学卒業後は日本を代表する大手商社に就職しまして。自動車リースなどの営業を担当しました。当時の赴任先は宮城県仙台市や岩手県盛岡市などです。畑山さんの出身地である青森県も含め、東北地方の営業に汗を流してきたんですよ。
畑山 それは親近感が湧きますね! 一流商社の営業で学ぶことも多かったでしょう。
中村 ところがそうでもなかったんですよ。私が勤めていた当時は、「先輩の真似をしろ」と言うだけでまともな教育がありませんでした。「日経新聞を持って出社したら机に置く」など、形から入ることばかり考えている古い体質だったんです(笑)。それより今の私を培ってくれたのは東北の風土だと思っています。例えば、福島には「会津の三泣き」という言葉があるんですよ。