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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

斬新な発想と使命感で
薬局のイメージを刷新

 

薬を渡すだけでなく相談を受ける場所に

 
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吉井 石下社長は薬剤師のご経歴が20年以上になると聞いています。独立のきっかけは何だったのですか?
 
石下 私は22歳から薬局で働き始め、その中で薬局のイメージを変えたいと思うようになったんです。それで、25歳の頃には独立を考えるようになりました。薬局は、病院で処方してもらって、薬をもらうために立ち寄る場所と考える方が多いですよね。一方で病院を選ぶ患者さんは「この先生がいるからこの病院を選んで受診する」という方が多いのではないでしょうか。ですから、それと同じように、選ばれる薬局をつくりたかったんです。それで、経験を積んだ後に37歳で開業しました。
 
吉井 確かに同じ医療専門職でも医師と薬剤師では印象が違いますね。主治医のように毎回同じ薬剤師に当たらなくても不思議に感じないというか、そこまで「この薬剤師、薬局がいい」と意識している患者さんは少ない気がします。
 
石下 「薬剤師は処方箋通りに調剤し、薬の説明をするだけの仕事」という先入観があるからでしょうね。その先入観を取り払い、薬局をステップアップさせるには、プラスアルファの価値をつけることが大事だと考えました。
 
吉井 プラスアルファの価値とは、例えば何でしょうか?
 
石下 健康に関するさまざまなアドバイスですね。特に高齢の患者さんの場合、複数の疾患を抱えていることもあります。そのすべてを医師に相談できればベストですが、診察以外のことを話すのは気が引けて、なかなか質問できない方もいます。薬のことだけではなく、そういう悶々とした悩みをフォローするのも薬局や薬剤師が持つ役割のひとつだと思うんです。
 
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地域の身近な薬局として住民をサポート
吉井 私は風邪をひいたときや花粉の多い時期に調剤薬局を利用することが多く、お薬手帳を見せていつもの薬をいただくような使い方をしていました。相談するとしても、いただいた薬についての説明を聞くぐらい。でも、それ以外の部分でも薬剤師に頼ることができるんですね!
 
石下 ええ、特に私は患者さんに相談を受けた際は、その方の背景まで考えるようにしています。例えば「最近眠れない」という相談に、「じゃあ睡眠薬を強くしましょうか」では、単に薬を調剤してお出しするのと変わりません。患者さんの不安や悩みを抱くに至った背景、バックグラウンドは人によって異なります。ですから、そこまできちんと把握したうえで、必要であれば我々から医師にその情報をお伝えすることもありますよ。
 
吉井 患者さんと医師の橋渡しとしての役割を果たし、共に健康になることをめざすのが、石下社長の理想とする薬剤師像なんですね。そこまでフォローしてもらえるのは、とても心強い存在だと思います!
 
 
 
 

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