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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

専門知識と清廉な心で 現場や会場の安全を守る
株式会社日本建設警備 代表取締役 白石仁規

 
プロフィール 東京都出身。情報技術系の学校を卒業後、道路工事の会社に就職。2001年、ITの知識を見込まれ、業務のデジタル化を推進する警備会社に勧誘を受けて転職した。以来、現在まで約20年にわたり警備業で経験を培う。(株)日本建設警備では国家資格の取得率100%を目指すなど、業界で珍しいほど人材育成に注力。高いプロ意識を持つ警備会社として信頼され、近年は国際的な大会でも警備を担当している。【ホームページ
 
 
 
手軽に日給を稼ぎたい若者やセカンドキャリアに進んだシニア層が働く印象の強い警備業。しかし、入社前に身元の確認が行われたり、入社後も国家資格の取得が必要であったりと、極めて専門性の高い職種である。その中でも特に、プロ意識の醸成に力を入れているのが、株式会社日本建設警備の白石仁規代表取締役だ。私たちが知っているようで知らない警備業の世界、その奥深いところまでを熱く語ってもらった。
 
 
 

国際大会から鉄道工事まで実は幅広い警備業

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 東京都足立区の警備会社、株式会社日本建設警備さんにお邪魔しています。仕事柄、イベントやロケなどで警備員さんは身近な存在ですし、お話をうかがうのが楽しみです!
 
白石 イベントやロケの警備は雑踏警備業といい、弊社が得意とする業務の一つです。事故を防ぎ、円滑にイベントが進行するように歩行者の皆さんへお声がけも丁寧にしています。そのほか、例えば阿佐ヶ谷神明宮の初詣は例年担当させていただいていますし、昨年2019年にはラグビーW杯やさいたま国際マラソン、今年は東京マラソンでも警備を担当させていただきましたよ。
 
矢部 国際的なスポーツイベントの警備もなさっているとは、すごいですね! 雑踏警備以外だと、どんな業務があるのでしょう?
 
白石 工事や建設現場などで車両や歩行者の誘導を行い、安全を確保する交通誘導警備業務のほか、鉄道に関する工事やメンテナンスの際に列車の進来、通過を監視し、作業者の安全を確保する列車見張員業務がありますね。
 
矢部 警備業とひと口に言っても、ずいぶんと幅広いのですね。がぜん興味が湧いてきましたよ!