お客様に末永く寄り添う
人情味溢れる不動産会社
イタリアンシェフから一転、不動産業界へ

鈴木 今年、2020年で10年ほどですね。この業界ではまだキャリアは浅いほうなので、日々、勉強中です。もともと私は、イタリアンのシェフでしてね。飲食業を営んでいた母親の影響で、私も料理好きになり、いつかは自分の店を持つという夢も持っていました。でも父が倒れてしまい、開店資金を貯めるどころではなくなりまして。そんなとき、不動産会社を設立する知人から、声をかけてもらったんです。
鎮西 そんな背景があったんですね。未経験の世界に飛び込むのは、大きな決断だったと思います。
鈴木 多少の迷いはありました。でも、飲食業を続けていくことは難しく、背に腹は代えられない状況だったんです。不動産業界に飛び込んだ当初も、独立を視野に入れているわけではありませんでした。不動産の営業は成績第一ですから、最初の数年はとにかくがむしゃらに取り組み、少しずつスキルを身につけていきましたよ。おかげさまで、営業成績トップに立つことができました。
鎮西 すごい向上心! 自信もついて、独立を考えるようになったんですか?

鎮西 きっと、親身に接客してこられた頑張りの賜物だと思います。お客さんから、厚い信頼を寄せられていたんですね。
鈴木 私もそのようにお声がけいただいて本当に嬉しく、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。さらにそのタイミングで、お世話になっていた投資家の方と父が、同時期に亡くなったんです。心から尊敬していた2人を失った喪失感の中、「自分が今やるべきことは飲食ではない。自分を必要としている方たちに応えることだ」と決心しました。