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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

古民家鑑定士1級が
住居と店舗の悩みを解決

 

古民家ならではの特長を伝えていく

 
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狩野 土井代表は穏やかな語り口で、とても話しやすいです。普段、コミュニケーションでどんなことを心がけておられるんでしょう。
 
土井 自然体でいることでしょうか。建造物が完成するまで、お客様とは半年以上のお付き合いになります。巧みな営業トークで話を進めても、結果的にお客様が満足しなければ意味がありません。お客様のニーズを汲み取るスタンスを、前職の頃から心がけています。
 
狩野 お客さんに寄り添うスタンスに誠意を感じます。ところで、土井代表は、古民家鑑定士1級や空間ディスプレイデザイナーといった珍しい資格をお持ちだとか。
 
土井 はい、「加古川で希有な古民家鑑定士」を自負しています(笑)。ちょうど古民家再生協会の兵庫支部加入を検討していまして。兵庫県の加入事業者数はまだ少ないので、もっと活動を拡大したいです。
 
狩野 まさにこれからですね! そういえば、古民家に具体的な定義はあるのですか?
 
土井 古民家再生協会では築50年以上の住まいが古民家とされています。その中でも在来工法と伝統構法があるにも関わらず、現状は同一視されているのが建築業界の問題ですね。通常年数を経るごとに不動産では価値が下がるのに対し、伝統構法は異なります。私がリノベーションに携わった駄菓子屋さんは築92年で、伝統構法でした。
 
狩野 伝統構法にはどのような特長があるのでしょう。
 
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土井 大手ハウスメーカーが打ち出す耐震構造や制振といろいろな考え方があり、実は伝統構法は制振、免震の考え方であることを知らない方も多いんです。兵庫県三木市にあるE-ディフェンスという耐震実験施設で伝統構法の建造物で実験もされており、実際に伝統構法による1000年住宅等が各地に残っていますから、偏った儲け主義ではなく、後世にきちんと伝えたいですね。木も、火や水に強い種類があり、材質でまったく特長が異なりますしね。
 
狩野 確かに、寺社仏閣は幾度となく地震に耐えて生き残っていますね。
 
土井 戦後に建築基準法が施行されて以来、復興重視で在来工法が重宝され、伝統構法は姿を消しました。しかし、伝統構法にはリノベーションの新しい可能性が秘められていると私は考えています。例えば、プロ野球選手でも、怪我やスランプも含めて経験豊富なベテラン選手には独特の魅力がありますよね。
 
狩野 わかります! ベテランは肉体の衰えもあり若手のようなフレッシュさはないけれど、数々の逆境に耐えてきた分、豊かな経験を生かしたプレーができる。歳月を経たからこその強みは、住宅と野球選手の共通点かもしれませんね。
 
 
 
 

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