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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

精密調査で見える化し 
施工に挑む建築ドクター

 

塗装の仕事が楽しくなり一筋に歩んできた

 
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八木 親子二代で勤務する職人さんや、多くの協力会社が御社を支えてくれているわけですね。それも、川上社長の人柄や、人間的な魅力があるからこそだと思います。そんな川上社長のこれまでの歩みはどのようなものだったのか、ぜひお聞かせください。
 
川上 私はアメリカ出身なんです。ネイティブアメリカンである祖父の血を引いており、来日したのは小学生の頃でした。当初は日本語が理解できず、異なる文化の中で苦しみましたね。その後、高校ではアメリカンフットボールに熱中しました。そして、高校卒業後に塗装業界に飛び込んだんです。
 
八木 なるほど。ご出身はアメリカだったんですか。でも、どうして塗装業をしようと思われたんでしょう?
 
川上 直接のきっかけは、この仕事をしていた知り合いから「手伝ってくれ」と頼まれたからです。でも本当の理由は、アメリカに帰って生活したかったからなんですよ。そこで私は、渡航資金を貯めるために塗装業の仕事を始めました。でも、仕事をして経験を積んでいくうちにできることが増え、現場に出るのがどんどん楽しくなっていったんです。いつしかアメリカへ帰りたいという気持ちは消えてしまい、それからは塗装一筋の人生を歩んできました。
 
八木 次第にやりがいを感じ始め、仕事を続けようと思われたわけですか。川上社長が最も仕事に魅力を感じたのはどんなところだったのか、教えてください。
 
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川上 職人だった頃の仕事は大型商業施設やマンションの塗装が中心で、とても目立ちましたから、「この建物は俺が塗ったんだ」と人に自慢できたことですね(笑)。すると「こんなにやりがいのある仕事はほかにない。もう少し頑張って技術を身に付けよう」。そう考えるようになったんです。当時、勤務していた塗装業者は、流行の塗装方法や新しい技術を積極的に取り入れる方針でしたので、塗装職人としてのノウハウを大いに学ぶことができました。今の自分があるのは、その勤め先のおかげだと思っています。本当に感謝するばかりですね。
 
八木 勤務先にも恵まれたんですね。渡米せずに仕事を続けた理由の一つもそこにある気がしますよ。では、なぜ独立しようと思われたのでしょうか?
 
川上 もともと私は、独立しようとはまったく考えていませんでした。ところがある日、勤務先の代表に「自分で事業を始めれば、商売とは何かがわかるし、仕事の価値観も変わる。やってみろ」と声をかけられたんですよ。続けて、「俺は十分儲けたから、もう金はいらない」と冗談ぽくおっしゃっていました(笑)
 
 
 
 

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