会計から会社の経営力と信用を強化する
鈴木 当事務所では税務関係全般、相続税の申告や地方公共団体への消費税の申告、また地方公共団体に対する公会計と言われている、財務諸表の作成支援などを主な業務としています。さらには、株式会社TKC(ティーケーシー)の会計ソフトを用いて、企業が財務経理を自社で効率的に行えるようにする“自計化”の支援や、経営者のビジョンに基づいた経営計画の策定をサポートします。財務を健全化し、企業の経営力を強化する仕事ですね。
矢部 なるほど。まるで会社を鍛えるトレーナーのような役割を担っているんですね。そのほかにどのような業務を行っているのか、ぜひ教えてください。
鈴木 まず、巡回監査と言って、顧問先企業への定期訪問を毎月実施しています。そこで会計資料や会計記録の適法性や正確性など、正しい記帳処理が行われているかをきちんと確認します。また、「税理士法第33条の2第1項に定める書面添付」も行います。これは企業が税務署に提出する申告書の内容が適正であると税理士が書面に記載し、申告書に添付する制度で、申告書の社会的信用力を高めることができるんです。
矢部 会計で会社を強くするだけでなく、帳簿そのものの信頼性や信用力も強化してくれるんですね。