
インタビュアー 川上麻衣子(女優)
田中 建設会社には1971年に入社し、58歳で退職しました。最初の3年間は設計、その後5年間は現場監督を務める中で、人手不足の時代でしたから、大工工事などを一通り学んで基礎工事にも加わっていましたね。
川上 基礎工事もなさっていたんですか! その頃手がけていらしたのは、新築物件ですか?
田中 そうです。現場監督の後は、営業を担当しました。当時の営業は設計能力も必要でしたから、お客様のご要望をうかがって図面を引き、OKが出るまで擦り合わせを重ねたものです。その20数年後、リフォームを請け負うようになり、部署の責任者になりました。
川上 時代的にリフォームがブームになっていった頃でしょうか。
田中 新築案件が減り、大手企業もリフォーム事業に乗り出した時期ですね。中小企業には大打撃でした。前社でもリストラが始まったので、それを機に退職を決め、2006年に独立したんです。
川上 あらゆる経験を積んでの起業ですから、出だしから順調だったのではないですか。

川上 ご実績と信頼の賜物ですね。ただ、ご自身も作業できてしまうだけに、何でも頼まれてしまって、困ることもあるのでは?
田中 確かに、時間と金額を考えたら見合わない仕事もありますが、どんなに小さな仕事でも受けるのが信条です。改装工事などで提示された予算が厳しい時も「できません」とは言わず、質を落とさずに予算に近づける工夫をしていますよ。
川上 お客さんの満足度を最優先されているところが素晴らしいですね。
田中 ありがとうございます。現在、三世代にわたるお客様がいらっしゃるのは、適正な価格で責任を持って施工を請け負ってきた証だと自負しています。今後も腕の立つ職人さんと共に、生涯現役で仕事をしていきたいですね。
川上 ぜひ続けていただきたいです。お客さんへの思い、仕事への熱い信念、多様なノウハウのすべてが田中代表の強みで、長年来のお客さんのみならず、新規のお客さんも大いに満足されると思いますよ!
「仕事を楽しむ」とは‥
この仕事が好きだから、楽しめています。逆に、好きじゃないと40年以上も同じ業界でやっていられないですよね(笑)。
(田中春夫)
:: 事業所情報 ::
(有)ほっとリフォーム
〒226-0002 神奈川県横浜市緑区東本郷4-29-33 サンパレス富士見台205
ホームページ
https://www.t-haruo-2949.com