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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

相談しやすい雰囲気で要望をかなえる葬儀会社
株式会社アイセレ 代表取締役 本橋豊

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 神奈川県横浜市で葬儀業を営む株式会社アイセレさん。本橋社長はこの業界のキャリアは長いんですか?
 
本橋 ええ。業界歴は今年2018年で25年になりますね。実はこの業界の前はIT業界で働いたんです。その後、1993年に知人の紹介で葬儀会社に転職し、1997年に独立して半年後に法人化しました。
 
石黒 とても長くこのお仕事をなさっているんですね! でも、それまでとまったく違う業界に転職して、最初は覚えることもたくさんあって大変だったのでは?
 
本橋 そうですね。例えば、冠婚葬祭では縁起に由来する禁句が多くあります。葬儀だと「お急ぎください」や「続きます」などは禁句であり忌み言葉です。私が葬儀で司会をするようになって、本で調べたり、プロの司会業の方の話を聞いたりして習得していきました。そんな風に仕事を覚えるのは大変でしたね。でも新しいことを身につけていくのは楽しかったですよ。
 
石黒 その中で、さまざまな経験を積んでこられたと。
 
本橋 はい。葬儀の打ち合わせをする際には、その日初めて会う方とお話するので、これまでの経験が役に立つんです。相手はご身内や大事な人を亡くして悲しみに暮れている。そんな時、相手の趣味や職業に合わせた話題で少しでも打ち解けられれば、お話もしやすいですからね。
 
石黒 人生経験がすべて活きてくるんですね。実際のお仕事の内容についても教えてください。
 
本橋 葬儀業界は現在、完全分業なので、葬儀を滞りなく行うための手配をするのが仕事です。例えば、花は花屋さん。料理は仕出し屋さん。返礼品はギフト屋さん。ほかにも霊柩車や送迎用のマイクロバスの手配など、ご遺族と各業者さんの橋渡しをするのが役目です。また、葬儀にかかる費用なども、ご遺族へ事前に丁寧に説明し、ご相談にも誠意をもって応じるように心がけています。
 
石黒 ご遺族の要望によって葬儀も変わってくるんですか?
 
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本橋 まったく同じ葬儀は2度とないですからね。ご遺族といろいろな話をして、故人が好きだった食べ物やお花などのご要望を引き出し、葬儀の段取りを決めていきます。例えば「ひまわりが好きだったんだけど、今の時期ないよね」と言えば、すぐに花屋さんに連絡して日本中を探して取り寄せるんですよ。そして葬儀場にひまわりを飾ると、ご遺族がとても驚いて喜んでくださる。そうすると、私も嬉しくなりますね。
 
石黒 要望を引き出す話術もすごいですし、その要望をかなえられるのもすごいです!
 
本橋 それが私たちの仕事なんです。常に相手の気持ちを考えながら接するようにしています。それに、もし絶対に手に入らない花があっても、花屋さんと相談して同じような色や形の花をうまく飾って見せる。工夫次第でどんなご要望にも応えられますし、故人やご遺族が希望するオリジナルの葬儀から、伝統的な形式に則った葬儀まで幅広く対応できるんです。
 
 
 
 

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