B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県出身。消防自動車に興味を持ち、消防士を志す。消防隊に所属し11年にわたって火災現場で活躍した後、救急隊の所属となり、24年間、救急救命の現場で活躍した。さらに所属消防本部の推薦を受け、埼玉県の職員として、救急救命士を養成する職務に就く。これをきっかけに、民間での救急搬送体制を確立すべく、退職して民間救急・介護タクシーすまいるを興した。【ホームページ
 
 
 
救急車の数が足りない――! タクシー代わりにするなど、不適正な利用者が増えているためで、このままでは大災害やテロ事件発生時に救急搬送ができず、大混乱が生じる恐れがある。その状況を緩和するための案として民間救急を提唱しているのが、元消防士である鈴木明人氏。鈴木氏は一般介護タクシー事業を行いながら、軽症患者は民間で、重症・緊急性の高い患者は消防救急で搬送する仕組みを構築しようと奔走している。
 
 
 

消防士として35年のキャリア

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 すまいるさんは介護タクシー事業を営んでおられるそうですが、屋号には「民間救急」という言葉が冠せられていますね。これはどういった意図があるのでしょうか。
 
鈴木 私は35年間、消防職員として活動を続けてまいりました。11年間は消防隊員として火災現場で、その後の24年間は救急隊員として救急現場で活動してきました。
 
名高 一口に消防士と言っても、消火活動に携わる人と救急活動に携わる人は分けられているのですね。
 
鈴木 はい。その他に救助隊もあり、私のいた消防署は、原則として兼務をすることはありませんでした。
 
名高 危険な火災現場や、凄惨な事故現場も経験されてきたことと思います。炎の中を救出に駆け回るのですから、消防士には勇敢な方が多いのでしょうね。
 
鈴木 使命感に燃えるタイプは少なくありませんね。でも、火災現場では消防士自身の安全が優先され、指揮官の判断によって危険な行動は制止されます。自らの命を賭けてまで救出に向かうというドラマのようなことはないんですよ。
 
名高 そうすると、救いに行きたくても行けないことがあると。
 
鈴木 はい。そのため、「あの時こうしていれば救えたかもしれない」と後悔の念にさいなまれる消防士は多く、それが原因でPTSDを発症する人もいるようです。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事