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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 兵庫県出身。1990年に大阪大学医学部脳神経外科学教室に入局。脳血管障害の外科手術や再発予防治療を専門とし、多くのオペを手がける。2004年に独立行政法人国立病院機構大阪医療センター脳神経外科の医長に着任。2017年に山中脳神経外科・リハビリクリニックを開院してからは、生活習慣病の治療をはじめ、歩行障害や嚥下障害、失語症などの日常生活動作改善を目指すリハビリテーション治療にも注力している。【ホームページ
 
 
 
昔ながらの路地が、今も多く残る大阪市阿倍野区天王寺。その入り組んだ道を自転車で元気に走るのは、山中脳神経外科・リハビリクリニックの山中一功院長だ。国立医療機関で外科医長を11年間務めた山中院長。今はクリニックの院長として日々訪問診療に奔走し、認知症や脳卒中など、多くの高齢者が抱える疾患への不安を解消している。患者やその家族に寄り添う姿勢は、まさに“現代の赤ひげ先生”だ。
 
 
 

脳外科は私たちに身近なドクター

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 大阪市阿倍野区で2017年9月に開院した、山中脳神経外科・リハビリクリニックさん。正直、脳神経外科と聞いて少し身構えていました。訪れてみると、とても親しみやすい雰囲気ですね。
 
山中 確かに、脳神経外科というと、少し近寄りがたいですよね。でも、当クリニックでは、脳に疾患を抱えた方への治療やリハビリテーションをメインとしつつ、風邪などの内科的治療や怪我の処置、関節注射など、一般のクリニックのような治療も行っています。インフルエンザの予防接種などもしていますよ。
 
杉田 脳の先生なのに、なぜそんなに幅広い対応ができるんですか?
 
山中 むしろ、脳を専門にしていたからですよ。脳神経は、体のあらゆる器官に関わりがあります。例えば脳疾患後の合併症からくる肺炎や胃潰瘍による消化管出血などもありますし、女性であれば妊娠中毒症により意識障害やホルモン異常をきたし、脳に異常が出ることもありますしね。だから、脳を診ることは体全体を診ることでもあるんです。
 
杉田 つまり、脳外科の先生って私たちが考えているより、もっと身近なお医者さんなのですね。山中院長ご自身も話しやすく、親近感の持てるドクターなので、本日はどんなお話を聞けるか楽しみです。