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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 高校在学時からイタリア歌曲やオペラを勉強し、東京藝術大学音楽学部声楽科へ進学。ドイツ歌曲に目覚める。卒業時には同声会新人賞を受賞した。 教員として仕事を始めるが、声楽への思いが強まりウィーンへ留学。帰国後に(株)SLURを設立。国内外の様々な演奏会に出演する他、知名度の低い楽曲の楽譜収集に力を入れており、その姿勢が高く評価されている。【ホームページ
 
 
 
ゲーテの詩にシューベルトが曲をつけたクラシック音楽の『野ばら』。実は、シューベルトの他にも、様々な音楽家が『野ばら』を作曲しており、文献上は154曲にのぼる楽譜が存在するという。未発見の楽譜の調査を独自に進め、20曲を世に送り出してきたのが声楽家であり、株式会社SLUR(スラー)の代表取締役でもある土田悠平氏だ。2018年3月に『野ばら』のレクチャーコンサートを催す土田社長に、名曲『野ばら』の魅力やクラシック音楽への思いについてうかがった。
 
 
 

未発見の『野ばら』を20曲も収集

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 土田社長は、音楽制作・企画・プロデュースなどを手がける株式会社SLURを運営するだけでなく、声楽家としても活動している他、「野ばらプロジェクト」という計画を進めているとうかがいました。まずは、起業までの歩みをうかがえますか。
 
土田 私は東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業した後、教員として仕事をしていました。でも、在学中から何度も訪れていたオーストリアで、あらためて声楽の勉強を続けたいという気持ちが高まって、1年後にウィーンへ留学したんです。帰国後の2014年に弊社を立ち上げました。
 
杉田 『野ばら』といえば、ゲーテの詩にシューベルトが曲をつけたものですよね。「野ばらプロジェクト」というのは、具体的にはどのような活動をしているのでしょうか。
 
土田 『野ばら』の楽譜収集と研究、演奏活動などを行う団体です。実は、『野ばら』には、シューベルトだけでなく世界中の様々な作曲家が曲をつけているんですよ。私がそれを知ったのは、ドイツ文学者の故・坂西八郎教授が1997年に出版した『楽譜「野ばら」91曲集』に出合ったときでした。
 
杉田 これまでに91曲もの『野ばら』が作曲されているんですか!?
 
土田 その楽譜集に感銘を受けて、さらに他の文献などを調べてみると、それが全てではないこともわかったんですよ。
 
 
 
 

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