上村 学生時代は飲食店で働いており、アルバイト先のオーナーに勧められたことがきっかけです。ゆくゆくは自分の店を持ちたいと考えていたので、オーナーに「開業するには、どうすればいいでしょうか」と質問したところ、「経営の知識を身に付けるために、税理士の勉強をしてみたら」と言っていただいたんです。
山川 へぇ~、それが将来の決め手になった、運命の一言だったんですね! でも、どうしてオーナーは単に「経営の勉強」ではなく、「税理士の勉強」と言ったのでしょう。
上村 実は、オーナー自身が税理士でもあったんです。もし飲食店の経営のみをされていたら、今の私はありませんね(笑)。そうして最初は飲食店のオーナーになるために始めた勉強でしたが、どんどん税理士という仕事に惹かれていきまして。大学卒業後は5年間派遣社員をしながら税理士の専門学校に通い、その後は会計事務所に就職しました。それからも寝る間を惜しんで税理士の試験勉強を続けましたね。
山川 税理士の資格取得は難しくて、十数年かかることも珍しくないと聞きます。上村代表はどれくらいで合格されたのでしょうか。
上村 ゼロから始めて、14年かかりました。そして資格を取得してから4年後の2017年2月に、念願の独立を果たすことができたんです。
山川 14年の歳月がかかっても資格取得を諦めなかったところに、上村代表の税理士という仕事への並々ならぬ思いを感じます。上村代表が依頼者さんと接するうえで、何か大切にしていることはありますか?
山川 14年の歳月がかかっても資格取得を諦めなかったところに、上村代表の税理士という仕事への並々ならぬ思いを感じます。上村代表が依頼者さんと接するうえで、何か大切にしていることはありますか?