B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪府堺市と埼玉県川越市を拠点に、水漏れや排水のつまりなどの水道トラブルに対応していらっしゃる、水道便利屋さん。迫英樹(はざま ひでき)代表は様々な仕事を経験した後に、この業界で独立されたそうですね。
 
 私は堺市の出身で、高校を卒業後はIT関連の会社に入りました。当時は、まさに「これからはコンピューターの時代だ」と言われていた頃。ITの仕事に就けば、コンピューターのことをしっかり学べると思っていました。でもそんな私のモチベーションと周囲の雰囲気とが合致せず、辞めることにしたんです。
 
畑山 そこから、迫代表の多彩な職歴が始まったんですね。
 
 興味を持ったらまずはなんでもやってみるタイプなので、20社以上で仕事をしてきましたね。飲食関係では焼き鳥店、たこ焼き店などで働いたことがありますし、清掃会社の営業や運送会社の配達に加え、最後の10年間は製麺会社で営業と配達もしました。
 
畑山 その後はどうされたのですか?
 
glay-s1top.jpg
 その会社では社内で良い成績を残したのですが、給与面に反映されずに意気消沈し、退社後は日銭を稼ぎながら生活していました。1年後、さすがに「このままじゃあかん」と思ったものの、また会社員として働く日々に戻りたくなくて。そこで、大手水道工事会社の委託をする、という形でこの業界に飛び込んだんです。
 
畑山 なるほど。なかなかに紆余曲折されましたね! 水道工事のお仕事は、やってみていかがでしたか。
 
 正直なことを言うと、水道工事業界の現状に驚きました。この業界には価格の相場というものがないので、業者によっては、かなり高額の料金を請求するところもあるようで・・・。しかも中には、ほんの数分で終わる修理に長時間かけたり、わざと一言もしゃべらずにお客様の不安を煽って、高額の料金に結びつけるような場合もあると聞きます。中には、それ以上のことをしている業者もあるなんて話も・・・。私は、そんな状況に嫌気が差し、少しでも現状を変えたくて独立することにしたんです。