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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 神奈川出身。家計を助けるため、定時制高校に通いながら板金工場で働く。卒業後もそのまま勤めたが、工場が閉鎖されたため24歳で退職、25歳より空調設備メンテナンス業に就いた。下積みを経て、本格的に機器のメンテナンス技術を習得。もともとメカ好きだったこともあり、「関東で五指に入るサービスマン」と評されるまでに。26年半にわたって勤めた後に独立、(株)USYを設立。順調に業績を伸ばしている。【ホームページ
 
 
 
私たちの生活に欠かせない空調設備。とりわけビルや商業施設に設置されている業務用空調設備は、常にハイパワーで稼働しているだけにメンテナンスや修理が不可欠だ。株式会社USYでは空調機メーカーの工事店として、横浜を拠点にサービスを提供している。同業者が対応できなかった複雑な修理を請け負うこともあるほど技術力が高いのは、熟練の技術者と、彼らをサポートする優秀なバックヤードが揃っているからなのだ。
 
 
 

業務用空調設備のことならお任せください!

 
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インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦 2014年に創業されたUSYさん。岡本社長と、取締役の中村香織さんに同席いただいています。御社はどのような業務を手がけておられるんでしょう。
 
岡本 省エネ対策の推進・ご提案・施工なども行っておりますが、主業務は空調機メーカーの工事店としての業務用空調設備のメンテナンスですね。業務用の空調設備の熱交換器がありますが、この交換器が故障してしまうとビルや商業施設全体の冷暖房が効かなくなってしまいます。ですので、修理はもちろん、定期的なメンテナンスが必要なんです。
 
三浦 幅広い展開をなさっているんですね。主業務である空調設備のメンテナンスとは、かなり専門的な分野ですよね?
 
岡本 そうですね。熱交換器は、夏場には7℃の冷水をつくって冷房用の風を起こし、また、冬場には55℃の温水をつくって暖房用の熱源となります。ですから、流体制御や配管設備、電気関連の幅広い知識が必要な専門職と言えるかもしれません。空調そのものの稼働には電気も用いますし、ビル全体に液体が循環するわけですから、配管や水関係の知識も必要になります。ちなみに、私も現場第一線で作業しているんですよ。
 
三浦 例えば故障が発生した場合、岡本社長が見たらすぐに原因がわかるものですか?
 
岡本 熱交換器そのものの故障であれば、早期に原因を特定できる可能性は高いです。ただ、循環している液体の流れが悪いということになると、範囲が広いので特定に少し時間がかかるかもしれませんね。
 
三浦 へぇ、まるで岡本社長は冷暖房機のドクターですね! 技術や知識が豊富な岡本社長のこれまでの歩み、ぜひお聞きしたいです。