亡き父への思いがこもったカスタムショップ
飯田 実は高校生になるまではそれほど興味がなかったんですよ(笑)。ただ、私の父が大のバイク好きで、自身で修理やカスタマイズをしていたこともあり、その影響で次第にハマっていきました。子どもの頃はミニ四駆やラジコンをつくるのが好きだったので、素養はあったのかもしれませんね。
嶋 なるほど。お父様による影響が強かったんですね。
飯田 父に勧められて16歳で免許を取得し、高校時代はずっとバイクに夢中でした。高校卒業後はバイクの修理会社でメカニックとして働き、経験を積んだんです。その後、父が定年退職を迎えるタイミングで私も独立し、二人で会社を経営しようと話していたところ、残念ながら父は定年を目前にした58歳のときにガンで亡くなりまして。一緒に経営する夢は叶わなかったものの、社名には、父の名前である勇一と私の名前、弘樹の頭文字を冠しました。
嶋 そうだったんですか。現在でも心はお父様との二人三脚であるという飯田社長の思いがしっかりと伝わってきました。