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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

切削加工大会で受賞多数 高い技術力の試作品加工
有限会社日双工業 代表取締役 西田裕子

 
プロフィール 京都府出身。義父・西田覺太郎氏が1953年に(有)日双工業の前身となる西田製作所を創業。証券会社に勤めていた夫の栄一氏が1979年に家業に戻り、1983年、(有)日双工業として法人化するとともに、金型部品製作へと業態を転換させた。2004年に栄一氏が急逝。再び義父・覺太郎氏が代表を担い、当時の社員と共に荒波を乗り越えた。2011年から裕子氏が代表取締役に就任。約70年の歴史と伝統を受け継ぎ、日々奔走している。【ホームページ
 
 
 
企業が商品を市場に出す前、試作する作業は欠かせない。この試作品をつくりだすプロフェッショナル企業が、京都府宇治市の有限会社日双工業だ。京都のものづくり企業が集う「京都試作ネット」にも参画している、約70年の歴史ある同社を率いる代表取締役の西田裕子氏は、金属加工の技術を生かして日本の産業にも貢献。金属の切削加工のコンテストでは多数の賞を受賞している同社は、若手技術者の育成にも乗り出している最中だ。
 
 
 

創業70年も間近な京都のものづくり企業

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 京都府宇治市で金属の精密部品加工や試作品加工などを手がける有限会社日双工業さんにお邪魔しています。御社は創業70年の長い歴史を持つ会社だとおうかがいしていますよ!
 
西田 はい、もともと弊社は私の義父・西田覺太郎が1953年に「西田製作所」として立ち上げました。義父は精密機器メーカー・島津製作所の出身で、独立後も古巣の部品製造を請け負っていたんです。やがて、証券会社に勤めていた夫の栄一が後を継ぐことになりまして、1983年に法人化しました。しかし、すでに部品製造の仕事が海外へ流れる時代へと移り変わっていたこともあり、夫は業態を金型部品製作へ転換させたんです。
 
八木 日本の製造業界が直面した嵐を、ご主人は見事に切り抜けてきたわけですね。
 
西田 そうなんです。ところが、まもなくして金型製作もまた海外へ流出する時代に。日本のものづくりの今後に同じ危機感をもつ同業者と一緒に、約10年間、企業経営の勉強会を続けていました。そして技術力を必要とする試作は国内に残ると考えたんですね。
 
 
 
 

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