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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 千葉県出身。学業を終えて家業に入るも、先代である父と合わず、長距離トラックの運転手に転身。再び家業に戻ってからキャリアを再開し、6年経った頃から仕事に取り組む気持ちのステージを一段上げ、1日16時間労働の毎日を4年間続けてプライベートの借金を完済。2004年に2代目社長を引き継いだ。以来、業務の内製化を推進し、短納期低予算のニーズに対応。大幅に売上を伸ばしている。
 
 
 
店舗装飾やコンサートの装飾など、ディスプレイ全般を手がける有限会社ジャパンディスプレイセンター。二代目社長の平井隆元氏は、昔かたぎの職人だった先代の父に反発しながらもその気質を受け継ぎ、少数精鋭のマルチ職人集団をまとめ上げている。借金苦をがむしゃらに乗り切り、不況の現在も業績を伸ばし続ける平井氏に、会社の強みや仕事に取り組む姿勢などをうかがった。
 
 

あらゆる仕事を内製化し
短納期低コストを実現

 
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インタビュアー 相原勇 (タレント)
相原 本日はよろしくお願いします。ジャパン・ディスプレイ・センターは店舗やイベント会場などの装飾を手がける会社だそうですね。具体的にはどのようなことをされているのですか。
 
平井 店舗装飾やコンサート装飾をはじめとしたディスプレイ全般を手がけていまして、一言で装飾といっても木工、壁紙、塗装、カッティングシートなど様々な作業がありますが、当社は一貫して社内で製作できるのが強みです。
 
相原 ということは、それだけたくさんの社員を抱えているということでしょうか?
 
平井 社員は10名ですが、全員がマルチに作業をこなせる職人なのです。あらゆる仕事を内製化しているので、スキルが社内で共有されてどんどん広がってゆくのも弊社の特長です。また、札幌、名古屋、大阪、福岡に協力業者さんがいるので、全国規模で仕事に対応することが可能です。
 
相原 社員も会社も成長・発展が続けられる体制になっているわけですね。クライアントにとっても、メリットが大きいでしょうね。
 
平井 ディスプレイ業は建築業と似ているところがあるんです。通常は現場に複数の会社から職人が入って仕事をするものなのですが、当社の場合、自社の社員だけで作業を完結させられます。そうすると発注側もやりやすいんですよ。納期も短縮できて、コストも抑えられます。最近は特に短納期・低予算の仕事が増えていますから、そのような依頼にお応えするためにも、弊社では社員一人一人が複数の分野の仕事をできる体制作りを進めてきました。

施工実績
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コンサート会場

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展示会

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店舗ディスプレイ