社員の強みで成果を出す
次世代型のリーダー育成

山田 やる気の出ない原因や個人のポテンシャルを可視化することで、自ら考えて前向きに働ける社員を育めます。それぞれの才能を活かし適材適所の配置をすることで、一人ひとりが「認められた」と自信を持てる利点も大きいですね。
亀山 なるほど。私も入団当初、自身の強みを活かせず伸び悩んでいた時期がありましてね。その頃に掛布雅之さんから「必殺技がなかったらプロの世界では負けや」と指摘を受けたんです。それで、自身の足の速さと肩の強さを武器に外野手転向を決意しました。それ以降、選手としての道を切り拓いていけたんです。現在は指導者として、チームメンバー各自を1番から9番まで適材適所に配置することでチームが有機的に躍動するように促していますから、個人の長所に着目することの重要性は非常によくわかりますよ。

亀山 最近は組織にエンゲージするよりも個人の生活を大事にする人材が増え、育成が難しい時代になっていると聞いたことがあります。しかし、御社の研修を通じてリーダーが変わればその下の社員の意識も変わり組織自体も変革できると。ここまでお話をお聞きして、企業におけるリーダー育成の大切さがよくわかりました。そんな山田社長の今後のビジョンが気になります。
山田 私は、子どもたちが早く大人になりたいと思えるような、夢を見られる社会をつくりたいと考えているんです。そのためにも、自分の強みをフルに発揮して仕事を楽しみ、イキイキと働ける大人を増やすことが自分自身に課せられたミッションだと感じています。
亀山 個人の強みを可視化する対話型の研修を手がけながら、次世代の将来まで見据えている山田社長。今後のご活躍がとても楽しみです。私も応援していますよ!
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の強みが活かされていないと仕事が楽しくないと感じてしまうんじゃないでしょうか。まずは自分の強みを見つけて自覚し、それを発揮できる場にコミットすることが一番だと思います。人と比べることなく、成長する。競争するのではなく、共創する。この気持ちが大事です。
(山田裕介)