吉田 はい。ハンデを持つ子どもたちはもちろん、家庭の事情だったりいじめを受けたりといった理由から不登校になってしまった子どもや、自身の居場所がないと感じている子どもたちに、習い事としての指導や社会で役立つスキルを教えるなど、自立を支援するスクールを運営しています。
畑山 それは興味深いですね。具体的には、どのようなことを子どもたちに教えていらっしゃるんでしょうか?
吉田 私自身がもともとプロのフォトグラファーとして活動していたこともあって、カメラの扱い方や写真の撮り方などを教えたり、ドローンの操縦、Unity、C#といったゲームプログラミングなどを教えたりしています。ほかにも、書道、ロボットプログラミング、科学実験などの教室も行っているんですよ。
畑山 取り扱っているジャンルは非常に幅広いですね。科学の実験なども行っておられるとは驚きました。
吉田 例えば、学校の授業だけでは理科や算数がなかなか理解できずについていけないという子どもたちも、さまざまな実験道具や教材を用いて実演・体感すると、楽しくなってどんどん知識を深められるようになるんです。そんな風に、子どもたちが興味を持って、好きなことに積極的にチャレンジできるような環境をつくっています。
畑山 確かに自分自身が好きなことや楽しいと思えることなら、どんな困難があっても乗り越えようと頑張れますよね。スポーツ選手も同じように、もっとうまくなりたいとか、強くなりたい、もっと高いレベルを目指したいと挑戦するものですからね。
吉田 おっしゃる通りですね。私は子どもたちが嫌いなことや苦手なことを無理にさせるよりも、それぞれが好きなものを見つけ、その長所をのばすほうが大事だと考えています。そして、彼らが社会に出たときに自身の得意分野を生かして、自立した生活ができるようにサポートすることを目的としているんですよ。
吉田 おっしゃる通りですね。私は子どもたちが嫌いなことや苦手なことを無理にさせるよりも、それぞれが好きなものを見つけ、その長所をのばすほうが大事だと考えています。そして、彼らが社会に出たときに自身の得意分野を生かして、自立した生活ができるようにサポートすることを目的としているんですよ。