Internet of Things――通称IoTという言葉を耳にすることが最近増えました。直訳すると「物のインターネット」。インターネットに接続されているものでイメージしやすいのは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどですよね。職場においては、サーバーやプリンターも当てはまるでしょう。IoTはそれらだけでなく、生活の中にある、あらゆる物をインターネットに接続することを意味しています。 スマートフォンでドアの開錠施錠をしたり、留守中でもエアコンの操作ができたりするIoT。そんな最先端の技術を体験できる宿泊施設「&AND HOSTEL」が、福岡県福岡市博多区の川端商店街にあります。博多を代表する祭り、博多どんたくや祇園山笠の発祥の地に位置し、昔ながらのアーケード街である、川端商店街。そんな古き良き商店街を訪ね、近未来のような生活を体験してみませんか？

「&AND HOSTEL」を利用した際に最初に驚くのは、チェックインの際に鍵やカードキーではなく、スマートフォンを渡されることでしょう。ドアの前で、スマートフォンのメイン画面にある「DOOR」のアイコンをタッチすると鍵が解除され、それに連動して部屋のライトも自動で点灯します。このスマートフォンによる開錠施錠システムを開発したのは、Qrio株式会社。「&AND HOSTEL」には、いくつもの企業がそれぞれの技術を提供しています。システムごとに個別のアプリをつくるのではなく、1つの専用スマートフォンで、部屋のIoTデバイスを全て操作可能にし、利用者の手間を省いていることも大きな魅力です。 もちろん室内にあるテレビやエアコン、空気清浄機も全てIoT。入室の際に自動で点灯した照明も、気分に合わせてスマートフォン1つで様々な色調の選択が可能です。ルームサービスの利用もスマートフォンのアイコンをタッチするだけと簡単。また、室内には「BOCCO」と名付けられたロボットがいて、スマートフォンの「BOCCOに聞く」をタッチすると、BOCCOと気軽に音声チャット形式で会話を楽しめます。入室時やチェックアウトの際に、メッセージを可愛く伝えてくれるBOCCOの姿に癒される人も多いのではないでしょうか。 客室の中には、4Kで撮影された世界中の景色を映すデジタル窓が設置されている部屋もあります。デジタル窓を眺めて日々の疲れを取り、夜は好みの音楽とアロマに包まれて、心地よく就寝。客室には、設定した時間に音や光で起こしてくれるアラーム機能があるので、清々しい朝を迎えることができるでしょう。起床後は、「Smart Eye Glass」をかけて観光に出かけるのもいいかもしれません。この「Smart Eye Glass」は、AR技術を利用したサングラスで、見ている風景の情報が、サングラスの内側にテキストや画像で映し出されるという、まさに最先端の技術！　施設内だけでなく、観光の際にもIoTを体験できるのは嬉しいですね。

◆宿泊客以外も利用可能
開放的な雰囲気のラウンジ

&AND HOSTEL
〒812-0026 福岡県福岡市博多区上川端町10-5
TEL　092-273-0770
営業　チェックイン　16：00～22：00
　　　チェックアウト　8：00～11：00
ダイニングラウンジ　11：30～24：00（ラストオーダー　23：30）
 
ホームページ
https://andhostel.jp