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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

投資に冒険そして馬主へ
自遊持財の夢は続く!

 

成功を収める人の共通点は“余裕”

 
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狩野 岡崎さんは冒険家として、自治領なども含めた世界327ヶ国制覇を目指しているそうですね。コロナ禍で海外渡航が難しい中、何か新たに始めたことはありますか?
 
岡崎 実は、馬主になりました。きっかけは、以前、地方競馬の馬主さんと知り合ったことでした。もともと小学生の頃から競馬が好きだったこともあり、馬主になる方法を教えてもらったんです。ただ、世界中を旅行しているような現状で馬主になるのは難しいと思いましたので、自分の状況がもう少し落ち着いたらいずれは、と考えていました。そうした中、コロナ禍が始まったことで「じっとしているなら、馬主になろう」と考え、2020年から競り市に参加するようになったんです。現在は共同保有の馬も含めて、2頭のオーナーを務めています。特に単独保有の馬を競り落とせたときは嬉しくて、生産牧場へ挨拶に行ったんですよ。「落札した人が来てくれたのは初めてです」と驚かれました(笑)。
 
狩野 馬好きな様子が伝わりますね。私も競馬ファンなので嬉しいです。でも、岡崎さんも私と同じ、競馬ファンからのスタートですよね。競り市など、競馬の裏側に関する知識はどのように得たのでしょう。
 
岡崎 調教師さんや馬主の先輩方に教えていただきました。本当に感謝しかありません。やはり皆さん競馬界を盛り上げたいという気持ちが強いのでしょうね。新参者に対しても、惜しみなく情報を提供してくださいましたよ。
 
狩野 さまざまなご縁で、馬主オカケンさんが誕生したんですね。馬主になって、考えや物事の見方に何か変化はありましたか?
 
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所有する馬の一頭、ジョディユキ号と共に
岡崎 「勝つ人には余裕があるんだな」と感じましたね。サラブレッドの値段は通常、数千万円以上しますから、馬主には成功者の方が多いんです。そういう方を観察していると、皆さん携帯電話で忙しく話をするような素振りもなく、どしんと構えていらっしゃるんですよ。つまり、余裕があるんですよね。
 
狩野 それは野球でも同じで、やっぱり偉大な選手って余裕があるんですよ。例えば鳥谷敬さんなんて試合前でもすごく落ち着いていらっしゃいましたから。緊張しないのか尋ねると「緊張はするけど、やることは同じだから」とおっしゃって、腹が決まっているから安定して結果を出せるんだと感じましたね。