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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

投資に冒険そして馬主へ
自遊持財の夢は続く!

 

ツルリと逃げるチャンスを掴む極意とは

 
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狩野 投資を始めようか悩んでいる方に、どのようにアドバイスをされるんですか?
 
岡崎 将来をどこまで考えていますか、という話をします。お金は人生のすべてではないとはいえ、ほとんどのことに必要となるものですからね。だからこそ、私は博打のようにお金を安易に扱うことを許せません。SMAPP投資法を構築したのもそうした思いからで、セミナー受講者の方々にも「常に勉強しなさい」と言っています。
 
狩野 どの世界でも人生をかけている人は勉強熱心ですよね。私は阪神にドラフト3位指名で入団し、上位指名の選手に比べて球団から大きな期待をされているわけではありませんでした。だからプロとして球団入りした後は「勉強し、成長するしかない」と考え、毎日必死に練習しました。
 
岡崎 さすが狩野さん、素晴らしいお考えをお持ちだったんですね。実は代打やチャンスの場面で勝負強かった狩野さんのことを、セミナーで話すこともあるんですよ。狩野さんは2007年4月20日に代打で出場し、一軍公式戦の初安打を放ちましたよね。
 
狩野 おお、日付まで覚えていらっしゃるんですか!
 
岡崎 サヨナラヒットでしたから、特に印象的で(笑)。しかも素晴らしいのは、その翌日の試合でも本塁打を打ったことです。「チャンスを掴むってこういうことなんだ」と思いました。
 
狩野 確かに、あの場面で凡退していたら、私のプロ野球人生も変わっていたと感じます。
 
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岡崎 私が受講者の方に伝えたいのは、そこなんですよ。「人生を変えたい」、「このままの人生でいいのだろうか」と悩んでいる方には、狩野さんのように「まずはワンチャンスを掴むこと。そうしなければ次のチャンスもやってこない」と話すんです。ちなみに、ここ一番の場面に強かった狩野さんには、チャンスを掴む極意というものがあったのでしょうか?
 
狩野 よくコーチから、「狩野、チャンスの神様は裸のスキンヘッドだぞ」と言われたことは、今でも覚えていますね。要するに、目の前に神様が来て捕まえようとしても、髪も服もないからツルリと逃げられてしまうんです。だから、しっかりと準備をして、いつ来ても大丈夫という状態にしておくこと。それがワンチャンスをものにするために大事なことだと思います。