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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

丁寧なグラウンド整備で アスリートの安全を守る
サンビースポーツ株式会社/Sun-B Sports Inc. 代表取締役 清水孝行

 
プロフィール 東京都八王子市出身。国際武道大学では硬式野球部に所属。卒業後は、スポーツ施設専門建設会社に入社し、12年勤めたのち施設管理会社に勤務した。2018年、日本通運硬式野球部にグラウンド維持管理を依頼されたことを機に、野球場をはじめとするスポーツ施設のメンテナンスなどを行うサンビースポーツ(株)を設立。現在は日通野球部のNITTSU浦和ボールパークの年間維持管理業務をはじめ、多彩な事業を展開中。
 
 
 
野球場をはじめとしたスポーツ施設のメンテナンスなどを手がけるサンビースポーツ株式会社。清水孝行代表取締役は、アスリートが精一杯、力を発揮し、そして安全に競技を行うために最適な環境をつくり出す、グラウンドキーパーだ。大好きなスポーツに携わっているから、グラウンド整備で泥だらけになっても幸せを感じているという清水社長。これまでの歩みから発展途上中である事業内容のことまで、たっぷりと語ってもらった。
 
 
 

スポーツ施設建設や管理を実地に学ぶ

 
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インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 さいたま市で、スポーツ関連事業を手がけるサンビースポーツ株式会社さん。こちらのNITTSU(ニッツー)浦和ボールパークの年間維持管理を行っているそうですね。
 
清水 はい。この野球場は日本通運硬式野球部のグラウンドで、弊社は2018年の設立以来、グラウンドの維持管理や整備を任せていただいています。日通野球部の皆さんはまるでチームの一員かのように接してくださるので、本当に感謝しています。しかし、いくら信頼関係があっても決して馴れ合いはせず、お互いに意見を出し合える関係を構築できるように心がけています。
 
駒田 それは素敵な関係性だ! そういえば清水社長も国際武道大学の野球部に所属していたとうかがいましたよ。
 
清水 そうなんです。ただ、4年間ずっとベンチにも入れなくて(笑)。もっぱら裏方として、バッティングピッチャーとグラウンド整備を行っていたものの、のちに野球関連の方々と結び付く契機となったこの4年間は、非常に重要な時間でした。監督や先輩、同期、後輩にはもちろん、大学に行かせてくれた両親に感謝しています。卒業後はスポーツ施設に関係した仕事に就こうと、まずはスポーツ施設を専門につくる建設会社に就職し、12年間お世話になり、スポーツ施設のノウハウを学ぶことができました。その後は、施設管理会社に転職して、スポーツ施設や公園管理部門の業務管理を経験させていただきました。