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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新進気鋭の画家が描く
抽象画が誘う心の世界

 

美術界の未来を担うために

 
川口代表の作品、Creature
川口代表の作品、Bedrock
Gensou
Gensou
八木 日本では敬遠されがちな一面もある抽象画を一般に浸透させるためには、どんな取り組みが必要だとお考えですか?
 
川口 すでに取り組んでいることとしては、抽象画グッズの販売ですね。現在のラインナップはスマホケースとスマホリングです。どちらも身近なものであり、生活の中で何度も触れるもの。こういった部分に取り入れることで、身近に感じる機会を増やそうという試みです。
 
八木 なるほど。普段使いするものが誰かの目に触れて、その抽象画が「いいね」と注目されれば、抽象画への親しみも広まっていきますもんね。
 
川口 スケールの大きな話をすると、日本の美術に対する環境や意識自体を変えていく必要があると思っています。日本人で気軽に美術館に行く人って、すごく少ないですよね。それはやっぱり足を運びにくいからだと思います。入館料もかかるし、厳かで静かな雰囲気があって、敷居が高いんですよ。その点、海外の美術館は無料のところもたくさんありますし、フラッと気軽に、誰でも入りやすい雰囲気があっていいなと思います。
 
八木 たしかに日本の美術館って、美術に興味のあるごく一部の人のためにだけあるようなイメージです。誰もが「行ってみたいな」と思える雰囲気ではないし、子連れで行っていいのかと悩む方もいそうです。以前、ニューヨークのメトロポリタン美術館に行ったことがあります。オープンな雰囲気で、たくさんの人が思い思いに芸術を楽しんでいましたよ。日本ももっと身近に美術を楽しめる場が増えるといいですよね。例えば、ショッピングモールに美術館フロアがあって、買い物のついでに寄れるとかね。
 
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川口 「パブリックアート」と呼ばれる芸術作品に代表されるように、すでにそういった試み自体は美術界の流れとして存在していて、美術は美術館という舞台から飛び出して、社会と融和し始めているという現状があります。その流れはScentの掲げるテーマと目指すところがかなり近いと思っていて、私も自分なりのアプローチでその流れに乗ろうと考えています。まずは人々に興味を持ってもらうことが重要なので、グッズ販売もその活動の一例で、ほかにも日本で人気のデザインの分野とコラボレーションしてみたり、医療の分野で絵画を使ったセラピーをしてみたり、枠を設けずに、いろいろとチャレンジしていきたいです。
 
 
 
 

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