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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不動産を小口化し 和歌山県を元気にする
株式会社和み 代表取締役 古田高士

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 和歌山県を拠点に、不動産鑑定士や宅地建物取引士としてご活躍中の古田社長。株式会社和みさんは、不動産の鑑定評価や売買、仲介だけでなく、地域貢献が事業の目的だそうですね。
 
古田 はい。弊社のテーマは地方創生であり和歌山のまちづくり、人づくりです。不動産は金額が高いため、良い物件ほど一人で投資するのは負担が大きく、古民家を改装してカフェなどをするにしても、一人で資金を工面するのは難しいですよね。そこで弊社は不動産を小口化し、大勢の方に少額ずつ出資していただく仕組みをご提案しています。すでに大都市では不動産証券化の仕組みが当たり前になっているものの、和歌山では事例があまりありません。私は不動産の証券化を通じ、地域の方々と一緒に和歌山のまちづくりを考えるために開業しました。地元の方が少額でも出資することで当事者意識が高まり、地元の課題を考える機会ができるはず。地方の真の課題は人口減少ではなく、地元の将来に対する無関心であり、これは次の世代に対して無責任でもあると思います。
 
濱中 みんなで少しずつ出資して地元を元気にする。新しいチャレンジですね。でも、土地柄的に不動産の証券化になじみがない方も多いのでは?
 
古田 そこが課題でして、自治体や地方銀行等と積極的に連携したいと思っています。今後、出資していただいた金額を和歌山県がふるさと納税として認定し、減税できる仕組みを取り入れた「ふるさと納税型クラウドファンディング」も予定し、弊社が和歌山県で第一号案件として認定をいただいております。
 
濱中 和歌山県内で、すでに証券化が進んでいる物件はありますか?
 
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古田 和歌山市内には証券化した物件がいくつかあり、白浜をはじめリゾート地ではホテルの証券化が進んでいます。ただ、私の目的は不動産の証券化そのものではなく、あくまで、地元の方が少しずつでも協力し合って、まちを良くすること。そのために、まずは当事者として関与してもらうことが必要で、その手段の一つが、不動産証券化です。今後、弊社はオフィス拡張を予定しており、拡張部分は社外の人に公開して活用いただくことを考えております。地元の皆さんと交流を図りつつ、まちの未来を語り合うことで、新しい発想が生まれる機会を増やしたいですね。
 
濱中 古田社長のお話から、大きな和歌山愛を感じました。これからも、私の地元でもある和歌山のために頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
「仕事」と意識しすぎず、おもしろいと思ったらまずは何でも挑戦してみることです。そういうスタンスで取り組んでいると、自然と楽しめていますよ。
(古田高士)
 

:: 企業情報 ::

株式会社和み

〒640-8343 和歌山県和歌山市吉田386 和歌山プラザビル402

ホームページ
http://nagomi-rea.co.jp/