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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

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顧客の目が届かないところでも品質を意識

 
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石黒 村田社長の仕事に対する意識がよくわかりました。それでは、日々のお仕事の中でこだわっていることはありますか?
 
村田 まずは何と言っても、交通安全ですね。お客様に早く届けなくてはと焦っていては事故につながります。もし事故を起こしてしまえば、大事な荷物を届けられないばかりか、自分の命も危うくなってしまいますから、慎重な運転を心がけています。次に、職場環境です。スタッフたちが長く安心して働けるような職場づくりを意識しています。そして、最後に配達の品質です。
 
石黒 配達にも“品質”があるんですか?
 
村田 そうなんです。配達の仕方の質と言い換えるとわかりやすいかもしれませんね。例えば、私はお客様の荷物を、絶対に地面に置かないようにしています。というのも、荷物の自重によって、地面の小石が段ボールにめり込んでしまうことがあるからです。めり込んだことに気付かずに配達し、もしお客様が荷物をフローリングに置いて、それを引きずってしまうと、床が傷ついてしまいますよね。
 
石黒 あぁ、確かに! 普通は段ボールの裏まで確認しようなんて思いませんからね。
 
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村田 そうでしょう? だからこそ配達する側が気を配らないといけないんです。ただ残念なことに、そこまで気にしている業者はまだほんの一部なんですよ。
 
石黒 床が傷つくのもショックだし、何よりその業者さんのことを信じられなくなってしまいます。実際、ECショップの購入画面で配達業者を確認したとき、嫌な思いをさせられた業者さんだと、そのまま買い物を止めてしまうこともありますね。
 
村田 自分たちの行いがお客様やショップの方々にも影響を及ぼすという自覚は重要ですよね。それに、お客様にとっては自宅というプライベートな場所に、外部の人間である私たちを入れるわけですから、信頼できる業者か否かの判断がシビアになるのは当然です。だから、「村田さんなら安心」と思っていただけるように、日々考えながら仕事をしていますよ。
 
石黒 配達の品質がどんなものか、とてもよく理解できました。お客さんとECショップさんのことまで深く思い、よりよいサービスを行いたいというお考えは、もしかするとさまざまな仕事を経験された村田社長だからこそ持てたものかもしれませんね。多彩な業界を経て、人に喜ばれる仕事とは何かを考えてこられたことが、村田社長の強みになっていると思います!