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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 茨城県出身。20歳から東京で美容師として働き、家業を継ぐために25歳で帰郷。27歳でアンテナなどを製造する(株)三協精機の代表取締役に就任した。父親の介護と並行して順調に事業を進める中、ドイツで輸入車を扱っていた弟が帰国したのを機に、自動車販売会社も立ち上げる。2014年2月、移動美容室「こころ」をスタートし、4月からは移動理容美容車の生産販売も受注を開始。【ホームページ
 
 
 
病気や障がい、または高齢のため、美容室へ通うことが困難な人々がいる。そんな方々の強い味方となるのが移動美容室「こころ」だ。代表の酒井英一氏が自ら製作した移動理容美容車は、まさにヘアサロンそのもの。カットやカラーリング、パーマなど、思いのままにオシャレを楽しめる空間に、利用者は心からの笑顔を浮かべる。「もっと仲間を増やし、移動美容室を全国に広めたい」。そう語る酒井氏は、今日も利用者のもとへと車を走らせる。
 
 
 

美の願いを叶える移動美容室

 
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インタビュアー 比企理恵(女優)
比企 こころさんでは移動美容室を手がけられているとうかがいました。これは出張美容とは違うものなんですか?
 
酒井 専用車両で美容室ごとおうかがいするのが移動美容室なんです。ご利用者様には美容室に通う雰囲気を満喫していただけますし、おうかがいする施設を汚すこともありません。
 
比企 特に女性は美容室にいるだけでも気持ちが上がるので、素晴らしいサービスだと思います。でも日本ではあまり聞いたことがありませんね。
 
酒井 アメリカでは非常に浸透していて、マイクロソフト社も移動美容室を利用しているんですよ。私たちは移動式を日本でも広めるために、移動理容美容車の販売も行っています。
 
比企 専用車両の販売も!? でもそれは、車の知識が必要なんじゃないですか?
 
酒井 実は自動車販売会社を経営しており、車に関するノウハウがあるんです。こころで使用している移動理容美容車は一から私が企画してつくりました。移動美容室を始めたい方や興味がある方は、ぜひ声をかけていただきたいですね。