独自で編み出した釣魚式鍼治療
巽 私の治療方法は、鍼1本を用いた「釣魚式鍼治療」というものです。鍼をお身体の1ヶ所ごとに刺し、痛みの元に届いているかを会話も交えて血流と痛みの変化を確認しながら、効果が出るまで時間をかけて行います。
宮地 一般的な鍼治療というと、一度に多くの鍼を刺すイメージです。1本のみしか使わないというのは、何か理由があるんでしょうか?
巽 鍼を1ヶ所ごとに刺すことで、痛みのある部分に対して、しっかりと効果が出るのを待って治療を行えるんです。その結果、無駄打ちがなく短時間で効果が期待できるんですよ。
宮地 シンプルかつ、最大限の効果をもたらす治療なんですね!
巽 そうなんです。患者様と会話しながら、鍼を片手にお身体の変化をじっくりと待つ。まるで魚釣りをしているときの釣り糸の動きを待つような動作から、「釣魚式」と名付けました。