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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

数分で身体の痛みが解消 鍼1本で行う独自の施術
タツミ釣魚堂 代表 巽源一

 
プロフィール (たつみ げんいち)富山県出身。職場でぎっくり腰を患った際、上司から紹介された鍼灸院の施術で劇的な効果を感じたことをきっかけに、鍼灸師の資格を取得。その後、それまでの仕事を続けながら独学で知識を深めていき、タツミ釣魚堂を開業した。独自で編み出した1本の鍼で行う施術「釣魚式鍼治療」が、身体の不調に悩む多くの人から信頼を集めている。【ホームページ
 
 
 
埼玉県川口市を拠点に訪問鍼治療を行っている、タツミ釣魚堂。巽源一代表が独自で編み出した1本の鍼で行う施術「釣魚式鍼治療」は、短時間で効果が期待できると顧客のみならず同業者からも評判だ。現在は鍼灸師として活躍しながら、長年の知識と経験に基づいた技術をSNSで公開し、多くの人の身体の不調を解消するために尽力している。患者や周りの人の喜ぶ顔が励みになると語る巽代表に、仕事への熱い思いをうかがった。
 
 
 

独自で編み出した釣魚式鍼治療

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 埼玉県川口市を拠点に訪問鍼治療を行っている、タツミ釣魚堂さんにお邪魔しています。巽代表は、ご自身で編み出した独自の施術を行っているそうですね。どのような治療方法なんでしょうか?
 
巽 私の治療方法は、鍼1本を用いた「釣魚式鍼治療」というものです。鍼をお身体の1ヶ所ごとに刺し、痛みの元に届いているかを会話も交えて血流と痛みの変化を確認しながら、効果が出るまで時間をかけて行います。
 
宮地 一般的な鍼治療というと、一度に多くの鍼を刺すイメージです。1本のみしか使わないというのは、何か理由があるんでしょうか?
 
巽 鍼を1ヶ所ごとに刺すことで、痛みのある部分に対して、しっかりと効果が出るのを待って治療を行えるんです。その結果、無駄打ちがなく短時間で効果が期待できるんですよ。
 
宮地 シンプルかつ、最大限の効果をもたらす治療なんですね!
 
巽 そうなんです。患者様と会話しながら、鍼を片手にお身体の変化をじっくりと待つ。まるで魚釣りをしているときの釣り糸の動きを待つような動作から、「釣魚式」と名付けました。