茨城県水戸市と笠間市でサービスステーション(SS)を展開する日の丸石油株式会社は、1968年の創業から地域のカーライフを支える企業だ。現在、同社を率いる平戸進代表取締役社長は業界歴50年。顧客のニーズに寄り添うフルサービスのSSと、新しいニーズに応えるセルフSSを両立し、さらに顧客が待ち時間などに利用するゲストスペースは、くつろげるカフェスタイルのデザインルームを設置するなど、新たな時代への対応にも抜かりはない。給油から車検まで幅広いサービスと笑顔の接客で顧客を元気にする。平戸社長の信念と将来の展望をお聞きした。
気軽に立ち寄れる店舗を運営
平戸 弊社は1968年に創業しました。以前、私は別の石油販売会社に勤務していて、30歳で弊社の親会社に転職してきました。それから50歳まで各地の店舗で店長を務め、弊社のSS統括ブロック長を経験し、代表に就任したのは2015年です。石油業界で働き続けて50年のキャリアと豊富な現場経験を重宝しています。
宮地 50年以上のキャリアとはすごいです。頼りになりますね。では、御社の詳しい事業内容もお聞かせください。
平戸 弊社はENEOSの特約店として水戸市と笠間市でサービスステーション8店舗と指定整備工場を経営しております。各サービスステーションでは給油、洗車、タイヤ・オイル・バッテリーの点検や交換、カーコーティング、さらには車検や自動車保険のご相談など車のことならなんでもお任せいただけます。サービスステーションの宿命は、販売するガソリンの品質で他店と大きく差別化ができないこと。だからこそ弊社は、きめ細かなサービスで気軽に立ち寄れる店舗づくりを進めています。