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タグ:経済

  • 貧テックとしてのフィンテック ~グロスからネットを切り出せ~ 冒頭から私事で恐縮だが、水道光熱費や社会保険料などの公共料金は現金で払う派である。自動引落しにはしていない。毎月ポストに投函される請求書をコンビニに持っていき、店頭で支払う。レジのパネルに表示された「OK」ボタンを押してお金を渡すとポンポンポンと日付入りの受付スタンプを店員が押してくれる、あの感覚が好きである。

  • サブスクリプションモデルから展望する小売りの未来  ~DtoC、シェア経済、フリーミアム、コンシェルジュ~ 今、さまざまな商品やサービスが「サブスクリプションモデル」(月額課金ないし期間定額課金制)で販売されるようになっている。AVコンテンツや家事代行サービスなどのような形のないものから先に普及しているが、これからは短期あるいは使い切りで消費してしまう消費財(飲食料品や日用品)に関してもどんどんサブスク化が進むだろう。

  • 月刊ブックレビュー  vol.49『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』 まず「イノベーターのジレンマ」とは、革新的な製品や生産工程を生み出して勝ち組になったイノベーター企業は(だからこそ)新世代の競争で後塵を拝しがちになる、という現象のこと。本書はこの現象を「だからこそ」というトートロジー(同義反復)で済まさず、理論と実証で経済学的に解明した一冊です。

  • 月刊ブックレビュー  vol.48『リサイクルと世界経済 貿易と環境保護は両立できるか』 評者のとぼしい映画体験からは、2001年の『少林サッカー』(監督:周星馳)はあの時代の中国の社会の雰囲気を活写した、私的映画史上5本指に入る傑作です。ほんの数年前まで現金収入は自給自足に毛が生えたぐらいの暮らしぶりだった中国が、改革・解放路線で「経済の発展」という現代的な“魔”を知り、それによって市井の人々が自己像を描く際の感覚が目覚めさせられ、いっぽうで社会には旧来の感覚が残っている。だから人々は頓珍漢なこともするし、出来事は頓珍漢にもなるし、でも双方が純度100%のキラキラだから、全部ひっくるめて愛するしかない――。つまり一言でいえば「国としての思春期」が、見事に定着された映画だと思うのです。

  • 京大教授が“切る”現代経済 vol.12(最終回) 行動経済学が描く新しいココロの世界 読者の皆さん、こんにちは。京都大学大学院経済学研究科教授の依田高典です。この連載は私の専門とする行動経済学—ココロの経済学—の知見をもとに、現代経済の中のちょっぴり気になる話題を取り上げて、その背後に潜む経済メカニズムを、読者の皆さんと一緒に考えてきました。今回はいよいよ最終回。第12回目は、行動経済学が経済学をどう変えようとしているのかについて考えてみたいと思います。

  • 月刊ブックレビュー  vol.43 『勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること』 以前にも小欄に登場した友人と、「本当は人間も空を飛べるのではないか。飛ぶときにはどうなって飛べるのか」という議論をしたことがあります。神戸方面の現場から電車で帰る途中、彼はここから北へ向かう線に、評者は南へ向かう線に乗り換えるという駅の、線路をまたぐ幅の広い渡り廊下で、窓際の傘立てに腰かけて、廊下に差し込む西日が夕焼け色に染まるまで、延々4時間、話しました。

  • 京大教授が“切る”現代経済 vol.11 消費者に優しい行動経済学のすすめ 読者の皆さん、こんにちは。京都大学大学院経済学研究科教授の依田高典です。このコラムでは私の専門とする行動経済学—ココロの経済学—の知見をもとに、現代経済の中のちょっぴり気になる話題を取り上げて、その背後に潜む経済メカニズムを、読者の皆さんと一緒に考えてきました。連載も残すところあと2回。第11回目は、行動経済学の知見をどのように消費者保護の政策に活かしていくかについて考えてみたいと思います。

  • 京大教授が“切る”現代経済 vol.10 わかっていても止められない経済心理学 読者の皆さん、こんにちは。京都大学大学院経済学研究科教授の依田高典です。この連載では私の専門とする行動経済学—ココロの経済学—の知見をもとに、現代経済の中のちょっぴり気になる話題を取り上げて、その背後に潜む経済メカニズムを、読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。第10回目は、カジノ施設への賛否が割れる中で、なぜ人間は嗜癖にはまるのかについて考えてみたいと思います。

  • 月刊ブックレビュー  vol.40 『競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには』 本書の趣旨が最初に出てくる箇所は第一章のラスト。ご当地グルメやゆるキャラを経済学でいう「親近感バイアス」とからめて説明する〆の一文にこうあります。

  • 「時間市場創出」というアプローチ ~地域づくりと産業振興を橋渡しするものとしての~ 今、社会の動きの大前提として、消費喚起がある。そのためのアプローチは様々あり得るだろうが、今まで消費に使っていなかった時間帯(例えば深夜)に市場を創出するという発想で注目されているのが「ナイトタイムエコノミー」という新しい経済概念だ。