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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
歌手としては2001年にソロデビューし、2014年には音楽ユニットTRUSTRICK(トラストリック)としてメジャーデビューしている神田さん。2016年の10月にはサードアルバム『TRICK』をリリースした神田さんに、今回のアルバムのポイントについて聞いた。
 
 

常に「最新が好き!」と言える曲づくりを

 
サードアルバムはタイトル通り、アートワーク的な部分でトリックが含まれています。全15曲プラスDVDが付いているType-Aと、楽曲のみのType-Bのジャケットを比較すると間違いさがしになっていたり、トリックアートになっていたり。そういう遊びを入れつつ、今回もTRUSTRICKのコンセプトである、“上質なJ-POPをつくる”という部分は揺るがずにできました。
 
アルバムをつくる時はいつも、色鉛筆のセットをつくるような感覚で、全体のバランスをすごく考えます。1曲も飽きずに聞いてもらえるように、曲調やメッセージの内容のバランスをとって順番を決めて──。そういう意味では今回も納得のいく形でつくれたし、自分の中で集大成になったのかな、と思います。そうやって常に「最新が一番好き!」と言えるものがつくれると良いな、と思っていますね。TRUSTRICKとしても、アルバムを3作出したことで持ち曲が増えたし、ライブのセットリストも多様性のある組み方ができました。アルバムツアーのTRUSTRICK TRICK TOUR 2016を終えてしばらくは、ミュージカルに集中していきたいと思っています。
 
 
舞台には2004年から立ち始め、数々の作品を通して、舞台女優としてもキャリアを築いてきた神田さん。どんな思いで舞台に立ってきたのかについても、教えてもらった。
 
 

理想の女優は大地真央さん

 
舞台には今でも、“選ばれた人しか立てない領域”というイメージがあります。なのでそこへ挑む時は、立っているだけで責任を負っている、という感覚になるし、だからこそ感じられる達成感もある。
 
私が舞台に対してそう思うようになったのは、女優の大地真央さんと共演をしてから。その舞台で大地さんは主演だったので、常に出番はあるし、セリフ量も歌う曲数も多くて、こなさなきゃいけないことが山のようにありました。でも、決して自分のことでいっぱいいっぱいにならずに人のケアをしたり、稽古場でも360°どこから見ても姿勢がキレイだったりと、全く隙がなくて。そういう姿を見て、舞台に立つことへの責任や期待に、私も軽やかに応えていかないといけない、と思うようになりました。あの気高さや唯一無二の存在感は、理想の女優像として常に頭の中に持っていますね。
 
とはいえ、私自身は実はけっこう緊張しやすい性格で。舞台は何度やっても未だに緊張します。でもそれはなぜかというと、求められているクオリティー以下のものは見せたくない、役柄を完成された状態で見せたい、という気持ちがあるからなんですよね。なので質の高いものを見せるためには、役を身体に染み込ませるくらいの稽古量と、「何があっても大丈夫!」という柔軟さの両方を持っていないといけないな、と思います。
 
 
 
 
 

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