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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

ハードルを乗り越える
その過程と達成感が好き

 
2001年に15歳で芸能界デビューし、以降は歌手や舞台女優として活躍してきた神田沙也加さん。近年ではかねてからの夢だったという声優としても活動しており、2014年には社会現象となった、ディズニー映画の『アナと雪の女王』のアナ役で一躍時の人に。そして「第9回声優アワード」で主演女優賞を受賞。舞台女優としては10年以上キャリアを積み、今年2017年の3月からはミュージカル『キューティ・ブロンド』で主演を務める。そんな神田さんが、舞台に懸ける思いや仕事へのスタンスについて語ってくれた。
 
 

全てを変えてくれたアナ役

 
2014年に『アナと雪の女王』が公開されてからは、本当に毎日忙しい日々を過ごしていました。映画のプロモーションはもちろんのこと、公開後はあらゆるジャンルのお仕事のオファーをいただいて、街中でも大勢の方から声をかけられるようになって。お仕事の状況から身の周りの環境から、あらゆることが変わった年でした。そのおかげで今は、たくさんの選択肢の中から自分が本当にやりたいことややるべきことを見極めて、しっかりと切り替えもしたうえで、お仕事に向き合えていると思います。
 
そんなふうに、人生の転機になったアナ役のオーディションに受かったのは、ミュージカルの経験があったからだと思っています。ディズニー映画はミュージカル要素が強いですし、劇中の楽曲単体やサントラだけでも人に愛される強さがある。オーディションでも、曲をいかにキャラクターのまま歌えるか、試されている感じがありました。その点、ミュージカルも役を演じながら歌う、という意味では同じなので、舞台を経験してきて本当に良かったなと思います。
 
声優としてはまだまだですが、この仕事の奥の深さはすでに感じていて。というのも、普段、自分の耳に聞こえている声色と録音した声色って全然違うんですよ。だから声優は声に関して、常に自己判断と客観的な判断の両方をしないといけないし、それだけ難しい仕事です。でも、これからは深夜帯のアニメや洋画の吹き替えにも挑戦して場数を踏んで、もっとスキルをつけていきたいと思っています。
 
 
 
 
 

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